簡単!効果的な「畳上げ」

畳
畳の縁(短い辺、2箇所)にマイナスドライバーを差し込み、畳を持ち上げます。
1:まず、畳部屋をざっと掃除機やほうきで掃除します。

2:家具を置いておらず、上げやすい畳を一枚決めてその縁にマイナスドライバーを差し、畳を持ち上げます。

 

畳
作業は1人より2人でやったほうがラクです。
3.知らず知らずのうちに畳の隙間から落ちたと思しき髪の毛や、微細なホコリが溜まっています。もちろんこのホコリの中にはダニが多数居住中。掃除機で吸い取りましょう。

 


畳
畳の下は予想以上に汚れています! 和室で食事をしたり子供が遊ぶと食べ物のカスが落ちていることも?!
4:畳下を掃除機で吸い取った順に、畳の下にペットボトルを挟み、畳を持ち上げて畳の裏メインに乾燥させます。2~3時間は干して置きたいもの。

 

畳
2リットルペットボトルを差し込むと、ひとつでも内部まで空気が入り込みやすく、便利です
5:干したら畳を元に戻します。このとき、場所によって褪色や擦れ具合に差があるようなら、場所を入れ替えても。

6:最後に熱い湯で絞った古タオルで畳の目に沿って汚れを拭き上げ、乾燥させます。


ダニにとっての快適環境は、気温20~30度、湿度60~90%といわれています。つまり「暑くもなく寒くもない、爽やかな春の日」から「すごく蒸し暑い真夏日」まで、春から梅雨、真夏~秋口まで、まんべんなくダニの活動にうってつけな季節というわけです。

加えて先にも書いたように、住宅の高気密化が進み、年中、住まいの温度・湿度ともに高めな昨今。さらには共働きなどで終日、家を閉め切りにしているなどのライフスタイルもダニの繁殖を促してしまっている点も看過できません。

もともと「畳」というものは、いわば「布団」の仲間であり、「敷きこんだら敷きっ放し」にしておくものでもありませんでした。つまり「畳上げ」は「布団干し」のようなもの。これを考案した古人の快適に暮らす知恵でもあります。

畳
拭き上げた畳は、心なし輝いているような……
「畳上げ」に適しているのは、布団干しと同様、気温が高めで、湿度の低い、晴れた日! 「畳上げ」しておけば、梅雨時・梅雨明けのダニ大繁殖は大幅に回避できるはず! ダニ対策のキモは梅雨前にアリ! 

毎年ダニが出てしまうというお宅も、そうでないお宅も、試してソンはない「畳上げ」。この機会にぜひ実行してみてくださいね!

【参考文献】
●生活害虫の事典/佐藤 仁彦(朝倉書店)

【AllAbout ダニ】
●All About[住まいを考える]「ダニって肉眼で見えるものなの?」

●All About[住まいを考える]住まいと虫とのお付き合い(2) ダニ知らずの住まいを目指せ!

●All About[アトピー]アトピーの治療vol.4 梅雨に向けてのダニ対策

●All About[爬虫類・両生類]読むだけでかゆくなる話・ダニ

●All About[賢いマンション暮らし]住まいの環境基準を見直そう! 体をむしばむカビ・ダニの恐怖

●All About[住まいを考える]一日5分で見極める、家の通風・ホコリの巣




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