花。
家が狭くても、古くても、イコール「汚い」住まいになるわけではないのです。

大事なのは、「いつも、まぁまぁ綺麗」であること。

これまで、いろいろな住まいを拝見してきて、いつも思うのですが、「家じたいが古い・狭い・家族が多い」=「汚い住まい」という式は間違いなく、成り立ちません。

そういう条件とは基本的に関係なく、綺麗だったり、汚かったりするものなのです。

住まいがどんなにボロでも、狭くても、家族が多くてもこざっぱりとしているお宅は、本当にこざっぱりとしている(綺麗と言ってもいい)。
反して、例え新築でも、程よい広さがあっても、一人暮らしや二人暮しで家を汚す人が少なく、ペットもいない……でもゴチャゴチャで汚い! お宅がある。
この差は、ある種歴然としています。

ただ、勘違いしてはいけないのは「こざっぱりと綺麗」と評することの出来る状態というのは、決して「モデルハウスやモデルルームのような」あるいは「インテリア雑誌のような」状態を指してはいません。

ともすると多くの人は、我が家の綺麗さを、あの『見世物』の状態に近づけ、似せようとする傾向があります。
でもそれは土台無理なことです。

モデルハウスやモデルルームに住んでいる人はいません。
でも普通の「住まい」は、人が住んでいるからこその「住まい」なのです。
『見世物』の住まいに居ていいのは、人ではなくて人形です。


我が家の「綺麗」を考える。

人の住む住まいであるところの「我が家」。
その「まぁまぁ綺麗」のエンドを、現実的なレベルで、まず定めましょう。

ここで目盛りに「OK!」を振るモノサシは、各家庭によりけりでオリジナルになるべきもの。

どうしても目安が欲しければ、自分が訪れて「綺麗だな」と感心した知人の住まいの様子、或いは人寄せごとをした際に、自宅が一時的にでも辿り着いた綺麗な時……を、参考にしましょう。

(ちなみに、ガイド藤原の場合、雑誌等の『お掃除テク特集』の撮影を自宅でする直前の状態……が、ベストであると考え、そのポイントに「OK!」を振っています…。)

そして、その「OK!」ポイントから3割引いたところを、目指すのです。
「まぁ、まぁまぁ綺麗」ぐらいの状態?

その綺麗度が、日々私たちが維持するべき住まいの状態だといえるでしょう。
かなりハードル低めに感じられるのではないでしょうか。
ただし、「いつもその状態にすることが可能である」ことが、肝要です。
その状態にする掃除が『大掃除』になってしまっては、持ちません。


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