1階、和のスペースを上から。MUJIの置き畳、琉球畳のようでいて、驚くほどリーズナブル! |
エントランス、入ってすぐ「あれれ?」とびっくり。
「ここって、キッチンじゃなかったっけ?」
もとの状態のモデルハウスを見ているからなおさらかもしれませんが、本来LDKだったはずの場所が、いきなり和室?になっているところからして気持ちわしづかみです。
ワーク・スペースも温もりあるしつらえ。小物のセレクトも粋です。一個一個みのがせない! |
イギリスのちっちゃな灯油ストーブと、畳がこんなに似合うなんて!
さりげなく配置された日本の小道具とのバランス。ソファ(スタンダードトレード)もおあつらえむき。
客人の緊張をひゅうっと抜き取ってしまうような、強力な和み感が襲ってきます。
ふわふわとした心持ちで階段を上ると、インドから来た輸入用の紅茶の木箱と、着物の洗い張り用の板(!)を使ったデスク・コーナー!
そしてその窓辺でたそがれているパンダ!
遠いどこかの旅先を思い出している憂いに充ち満ちていて、きゅうっと胸が絞られてしまいます。
(このイギリスのアンティーク・パンダ、江沢さん曰くすでに『たそパン』と命名され、スタッフの人気をかっさらっているのだとか…私の心も持って行かれてしまった! 欲しい~!)
と、たそパンに心を奪われつつ、階段下り口から向かって右に進むと、デスク・コーナーと吹き抜けを挟んで広がるキッチン。
バルコニーとも一体感をもつアイランド型のキッチンは、よくある生活感のうすいそれではなく、江沢さんのセンスの真骨頂とも言える空間になっています。ほんとうにちょっと前まで、誰かがお菓子をこちょこちょと作っていたようなリアリティ!
リアルな「ごちゃごちゃ感」が可愛いキッチン。今にも粉だらけになってクッキー作りとの格闘が始まりそうな。 |
オープンシェルフにある和洋とりまぜた食器類、ずっしりしたすり鉢などの道具類、アンティークのストッカー、電気ポット、おなべたちも、みんな使われたくて使われたくてウズウズしている感じ!
(そしてそこに馴染むMUJIの冷蔵庫やゴミ箱の存在感の希有さも、しみじみ実感されたりして)