なんとなく、スピリチュアル……。 |
とつぜん抹香臭いことを申しますが、やはり世の中には「目に見える」ものだけではなく、「目に見えない」たくさんの物事があるのではないでしょうか。この科学技術の時代において、普段はまったくそんなことを考える余裕もなく毎日を送っていても、この8月の「お盆(旧盆)」を機に私たちの多くは民族大移動の如くいっせいに帰省しますし、帰省した先では先祖のことを考えたり、仏壇にお線香をあげたり、お墓に行って手を合わせたりということを「何となく」でも当たり前に行っているものですよね。(もちろん、さまざまな信仰がありますので、これは一例に過ぎません。)
ただ、「私は無神論者」でも家に神棚があるというお宅は案外多いものですし、神棚も仏壇もなくても台所にお札が貼ってあったり、食卓に「最後の晩餐」の絵が置いてあったり、寝室にマリアさまや観音様の像があるなど…「意識的」であれ「何となく」であれ、スピリチュアルな何か(存在)を生活の寄す処(よすが)としている人は、もっと多いように感じます。
そしてそのような「場」を、内心大切に思っていつつも、普段は生活にまぎれて手入れを怠っている…ことに申し訳なさを感じていたり…。
今回の「ハウスケア」は、こんなちょっと特殊なエリアである「仏壇」「神棚」を主にクローズアップしています。「必要ない」と思われる方もおられると思いますが、ちょっとでも気になるという方はぜひご覧になってください。きっと、いつか何かの折に役立つと思います。
【INDEX】
■仏壇のお掃除
■神棚のお掃除
■「場を清める」ということ