危機はいつ訪れるか、わかりません…! |
最近、奇妙な雲の存在や、ネットを飛び交う地震予知情報などに「大地震の訪れ」を予感している人もいるようです(真偽は兎も角)。
騒ぐだけ騒いで結局何もないかも知れませんが、「備えあれば憂いなし」。何はともあれ、地震対策を講じておくことに越したことはありません。
これまで、「不安はあっても、何も用意したことのなかった」人は「今!」準備してください!
今回は最低限の住まい(と身の回り)への対策を、あくまでミニマムにお届けします。
※来月半ばをめどに、もう少し詳細な対策をお知らせします!
■一番無防備な「眠っている」ときの被災対策を第一に…!
寝室の家具の上に置いてある「モノを下ろす」。
…以前の記事(住まいの地震対策してますか?)にも書きましたが、大地震の際にはテレビでさえも「吹っ飛んで」きます。まずは目線よりも高い位置にある家具上のモノ(ラジカセ、人形ケース、陶器などの置物、花びん、などなど)を下ろしましょう。寝具がベッドであれ、布団であれ、上から落ちてくる(降ってくる)可能性のある位置にモノは置かないようにします。ガラス窓の手前にはカーテンを必ず引いておく。
…これから先、寝苦しい季節がやってきます。窓を少し開けて眠るような場合、カーテンを引かないこともあるかもしれません。しかし、地震で窓ガラスが割れてしまった際、カーテンは部屋側にガラスが飛散することによる怪我を防ぐ意味で役立ちます。ガラス窓の手前に障子等がある場合も、同様に閉めておきましょう。
枕元に身の回り用品を一通りまとめておく。
…メガネやコンタクトを使用している人は、すぐに装着できるようケース等を枕元に置いておきます。更に、靴(足の裏の怪我予防)、靴下、ズボン、上着等その格好で外に出られるような服一式を用意しておきましょう。明日の朝用の身支度用品でも構いません。普段持ち歩いているバッグを、枕元においておく。
…非常用持ち出し袋を用意している場合は別ですが、何も準備していないのならば、普段持ち歩いているバッグを忘れず持ち出せるようにしておきます。自分にとって最低限必要なもの(財布、身分証明書、クルマのキー、手帳や筆記用具、生理用品や救急バンなど)は、普段から入れて置くようにします。ペットボトルに水道水を入れておく。
…命をつなぐのは食べ物ではなく水です。水筒や空いたペットボトルなどがあれば水道水を充填しておきましょう。水道水は塩素が添加されているので、2、3日程度なら腐敗しないそう。枕元に置いておけば、あわてて避難する際にも持って出られます。何もない部屋を「寝室」にする。
…これはチカラ技ですが、現在「寝室」として使用している部屋に、背より大きなたんすや本棚がある場合は、今すぐ「寝室」を引越しましょう! 住まいの中で一番家具数が少ない部屋(できれば家具が何もない部屋)で休むことができれば、それが一番です!!!(たんすや本棚があっても転倒防止金具などの策を講じている場合は別です…)。
■最低限の準備はOKなら、+αの準備・情報もぬかりなく…!
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