しっとりとした空気の日が、窓そうじにはうってつけ。 |
綺麗にすべき優先順位を考えて、行動に移す
一般的には「リビング窓」を最優先します。家族の集まる頻度に加え、来客が滞在する頻度が高いことで、厳しい審査にさらされやすいからです(つまりリビングではなく応接間や座敷などにお客様を通す場合には、そちらを優先すべき)。「厳しい審査」という言葉は大げさに響くかもしれませんが、例えばいつも行くカフェやレストランの窓際に座って、外を見たとき窓が曇っていたり、水滴の跡がクッキリ残っていたりしたら結構気になっちゃうのではないでしょうか。おしゃれなブティックのウィンドウが汚れていたらそれだけで購買意欲が減退したりしますよね。
こと「窓」に関して、その家に住んでいる人よりも他人の方が、その汚れや曇りに敏感に反応するきらいがあるようです。「ガラス窓=透明」というイメージのせい? 「そんな神経質な」「面倒!」と思ってしまいがちですが、だからこそ人目に触れる窓だけは透明な状態にしておく、しっかりケアしておく意味と意義がある、というわけです。
優先順位としては「人目に触れやすい部屋(場所)」の窓を一番に考えましょう。もしも玄関周りに窓がある場合は、そこからまず手がけるべきです。さらに一戸建てで来客が門から歩いてくるアプローチ部分に張り出している出窓などがある場合は、そちらを第一に。
窓そうじにうってつけなのは、“雨の日、曇り、雨上がり”
さて、窓のそうじにあたっては、「風薫る爽やかな五月晴れの日」は避けてください。窓そうじのできあがりが著しく汚くなりがちです。なぜか? 湿度が低すぎるからです。また日差しが強く、気温が高いせいで、水を使ったそうじを行なっても端からドンドン乾いていってしまいます。「湿気が残らなくて、むしろいいことでは?」確かに、押入れやクローゼットなど家の中の主なそうじに際しては、「よく晴れて風のある、乾燥した日」はまさに最適なシチュエーション。でも、窓だけは違うのです。ここが大事なポイント。
と、なると実は5月の真っ只中より、6月~7月のジメッとした梅雨時季のほうが適しているのでは……? と思われたあなた! 正解です。でも、それはそれとして5月の爽やかさも、「きれいな窓を通して」体験したいですよね……。
というわけで、湿度が高く(乾きづらい)日差しのない「雨の日」「曇りの日」「雨上がり」加えて「夕方~夜」が窓そうじに適した天候・時間帯としておすすめといえます。仕事から帰ってきて、余力があれば平日にもぜひトライしてみてください。ピカピカの窓の下で、休日を満喫できるはず……!