■数が多ければ広いの?
「うち1LDKなんだよね。(20畳のリビング、ダイニング、キッチンと10畳の寝室=全部で30畳)」
「へー狭いんだ。うちは3DKだよ。(6畳のダイニングキッチンと、4畳半の居間、6畳の寝室、4畳半の子ども部屋=全部で21畳)」
あれあれ。
確かに「部屋数」の点では後者の方が「多い」ですが、
「広さ」では前者のほうが圧倒的に、広い。
単純に見れば、
「1より2、2より3という数字が書いてある方がより広い」
ような気がしてしまうものですが、一概にそうとも言えないのが、この表記のヤヤコシイところです。
■「LDK」と「DK」
とはいえ、「食事室+台所」のDKよりも、「居間」がくっついているLDKのほうが、もともと広いのだろうということは、なんとなく察しがつきます。
しかし、そもそも何を持って「LDK」と表記するか「DK」と表記するかという、基準はとても曖昧ではあるのです。
大枠では、LDKというのは「居間・食事室(兼)台所」としての機能を果たせる広さである=8~9畳以上ある部屋。
DKというのはそれ以下、
ということになっているようです。
ですから大家族にとっては「LDK」と表記されていても、ダイニングの機能しかないケースもあれば、「DK」であっても充分居間として活用できるひとりぐらし…の場合もあるわけです。