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意外な落とし穴 “LDK”に、ご用心!(2ページ目)

当たり前に使っている、○LDKとか△DKとかいう住まいの表示方法。数字が増えるほど一見広くなりそう、でもその表示はその「住まい」を正確に表しているのでしょうか?

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

■数が多ければ広いの?


「うち
1LDKなんだよね。(20畳のリビング、ダイニング、キッチンと10畳の寝室=全部で30畳)」
「へー狭いんだ。うちは3DKだよ。(6畳のダイニングキッチンと、4畳半の居間、6畳の寝室、4畳半の子ども部屋=全部で21畳)」

あれあれ。
確かに「部屋数」の点では後者の方が「多い」ですが、
「広さ」では前者のほうが圧倒的に、広い。

単純に見れば、
「1より2、2より3という数字が書いてある方がより広い」
ような気がしてしまうものですが、一概にそうとも言えないのが、この表記のヤヤコシイところです。


■「LDK」と「DK」


とはいえ、「食事室+台所」のDKよりも、「居間」がくっついているLDKのほうが、もともと広いのだろうということは、なんとなく察しがつきます。

しかし、そもそも何を持って「LDK」と表記するか「DK」と表記するかという、基準はとても曖昧ではあるのです。

大枠では、LDKというのは「居間・食事室(兼)台所」としての機能を果たせる広さである=8~9畳以上ある部屋。
DKというのはそれ以下、
ということになっているようです。

ですから大家族にとっては「LDK」と表記されていても、ダイニングの機能しかないケースもあれば、「DK」であっても充分居間として活用できるひとりぐらし…の場合もあるわけです。
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