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ハトのフン害?! 回避術(2ページ目)

平和の使者ハト。しかしベランダに訪れた瞬間からは、不安の使者に?!ハトのフンとあなどるなかれ。その実態と回避の方法を探ります!!!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

我が家のベランダにハトを呼び寄せないためには?ベランダにハトが巣を作りたくなるような環境を用意しないこと!

《1》ベランダの不要物を撤去
ベランダに不要物が出たままになってはいませんか? 何もないベランダであってさえも、エアコン室外機の裏に巣を作られてしまうケースが多いのです。
特に好かれるのはタイヤです。ベランダに積まれた季節外のタイヤはハトにとって最高の環境になってしまいます。 使わない家具などをむやみに置いておくのもやめましょう。また、ガーデニングなどでいろいろ置いてある場合には、頻繁に外に出て人間がいるということを鳥にアピールする必要があります。
《2》いつも清潔に
汚れた公衆トイレは汚れがやまず、綺麗なトイレはなかなか汚れないという傾向はこの場合にも当てはまります。
仲間のフンが付いたままのベランダは、ハトにとってなごめる場に、また衛生の面から言えばたいへん危険な状態になってしまいます(前ページ参照)。 フンや羽根などで汚れたらすぐに掃除。ベランダの清潔さを保持するようにしましょう。また、捨て忘れたゴミを置きっぱなしにしておくことは、餌場の提供にもなってしまうので止めましょう。
《3》巣作りの前に追い払う
ドバトとはいえ、飼育されている鳥ではない以上『野鳥』です。巣作り・産卵されたからといって、攻撃まして捕獲もできないのが実情です(殺して投棄すれば軽犯罪法に、捕獲すれば鳥獣保護法に抵触します)。ハトがさいきん目に付く、家のベランダに来ているようだ、という場合には、ベランダに出てハトを驚かす、音を立てる、夜でしたらライトを当ててビックリさせるなど、できるだけ追い払うように行動することが肝要です。


もしも巣を作られてしまったら…巣作りをされてしまった以上は、巣立ちまで人間の手出しは出来ません。よりよい環境を与えないよう、フンはまめに掃除し、巣周辺に安心感を増やすようなものを置いたりすることはやめましょう。
巣立ちまでの期間はおおよそ1か月半ほどです。巣立ったのを確認したら、巣を直ぐに撤去し、清掃。親鳥がまた戻ってきて子育てをしないよう、不要物を取り除いたり、頻繁にベランダに出るなどし、またハトが嫌う臭いである木酢液を巣だった場所周辺に塗るなどするのも一つの方法です(殺菌作用もあります)。

ドバトとはいえヒナは可愛く、鳥が好きな人なら巣を作られても然程苦にも思われないかもしれません。
しかし、自分の家のベランダにハトが来ているということは、同じマンション(集合住宅)の周辺の部屋、特に
下階のベランダにもフンなどが落ちていることが考えられるのです。
そのような場合は階下のお宅がどれほどハトが来ないように努力していても、いつまでたってもハト害から逃れることは出来なくなってしまいます。ハト害はご近所一体で対処することが時には必要になってくるでしょう。




ハト害の一端には、私たちが公園などでむやみにハトにスナック菓子などエサを与えていることも影響しているのではないでしょうか。人に慣れ、人を恐れなくなったハトたちに、うちのベランダにだけは来るな、と言うのも難しいことなのかもしれません。




※自分の手に負えないような状況になってしまった場合には、地域の行政の生活衛生担当課への相談、鳥害専門の駆除業者への依頼などされることをお勧めします。

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