ちょこっと行ってみたくても、ナカナカ足が向かない住宅展示場。
もしかしたら少しだけ「怖いところ」だと思っている方もいるのではないでしょうか?
また、怖いとまでは行かなくても『営業マンがしつこそう』『私の家には実際役立たないかも』等々のイメージも、展示場訪問にストップをかける要因なのかもしれません。
とはいえ、行ったところで取って食われるワケもなし! 住まいをじっくり考えたい私たちにとって、展示場、外から眺めるだけでは勿体ない。
ここは、いっちょ視点を変えて、元住宅営業マンかつ展示場アルバイト経験者によるオフレコ話を参考に。余裕かましつつ展示場に行ってみては如何でしょうか? そう、大事なのは、余裕。余裕。
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「営業マンって怖~い! 営業マンはハイエナか?!」
そうですねぇ、若かりし頃のワタシみたいにキュートでプリティ(…。)な営業マンてかなりの稀少生物。
やはり普通は背広をビシッと着た、ジェントルな営業マンがニコヤカ~に展示場待機しているもんです。でもその笑顔が曲者! コワイのよ! …とアンチ展示場派の方は仰る。
でも笑顔のない営業マンなんて営業マンとして論外ですよねぇ! それじゃあコワイだけですってば!
しかし。同業の眼から見て「アブナイ営業マン」的ポイントは確かにあるものなんです。
まず、「お客さんの質問にいい加減なことを堂々と答えちゃうタイプ」はアウト。わからないことは素直に認め、すみやかに調べて回答すべき。信頼感って何より大事です。
また、二言目には「大丈夫デス! 心配要りまセン!」を連呼するタイプも心配。本当にこちらの不安を理解しているのか? お客様と住宅営業マンというのは、結構長くパートナーシップを養わねばならない関係なのに…。無責任な印象です。
あと、展示場の和室に案内して「ここは、和室です!」と説明しちゃうタイプ(見れば分かります)(でも実話)……などはかなーり頼りない、ですよね…。
それから何かと「値引き」の話をし始めちゃうのもチョット。
こういう営業マンと出会ってしまったらついてない、かも。
「住宅展示場」って、ホントは真面目なお見合い会場みたいなもの。そこでの「出会い」がもしかしたら一生を左右するかもしれないんです。
良い営業マンに出会えたことで、当初の予定だったメーカーではないところで建てることにした、という方がいるほど。
逆にずっと憧れていたメーカーの建物を見に行ったのに、営業マンにぞんざいに扱われて、一気に方向性を変えてしまった、という方もいます。
お客さんである私たちのペースに合わせ、この「出会い」を大事にし、丁寧に、ゆっくりお互いを知り合うことができる。ツボを押さえたコンサルティング能力のある営業マンに出会えれば、しめたもの。半分家づくりは成功したも同じではないでしょうか。
勿論相性もありますが、相手は百戦錬磨でこちらはビギナー。向こうのペースに巻き込まれないようにだけは充分注意しましょう。
「お得です!」「今だけ!」「お客様にだけ!」的なマシンガントーク営業マンは、ホントにハイエナかも…???