シャッター音
D60はニコンのエントリークラスに面々と続く「ぼさ」っという感じのシャッター音。K200Dも同様のシャッター音だ。もっともしゃきっとした印象なのはKissX2とE-420。α200はその中間といったところである。▲シャッター位置は使い勝手に重要な影響を与える。ぜひ、店頭でテストしていただきたい。 |
どれがよいかは個人的な好みにもよるので、判断はユーザーにおまかせしたい。なお、シャッターリリース時のミラーアップの衝撃がもっとも強かったのはKissX2であった。
ボディの質感は?
エントリークラスらしく、すべてがエンジニアリングプラスティックを使用したボディとなっている。質感としてはどれも同じようなものではある。あえていうならシボ加工の施されているE-420、D60、K200Dが質感という意味では一歩抜け出しているといったところか。
E-420が前機種と比べたときにダイヤルなどの質感を改善していることを明記しておこう。
標準ズームレンズのクオリティは?
今回はすべて標準ズームレンズキットを使用している。D60、K200D、KissX2はそれぞれ18-55mm/F3.5-5.6、E-420は14-42mm/F3.5-5.6、α200が18-70mm/F3.5-5.6となっている。 それぞれ、焦点距離を35mm換算にすると以下のようになる。
α200を除くと、ほとんど同じ焦点距離といっていいだろう。唯一、DT 18-70mm F3.5-5.6のみが望遠側に伸ばしている。しかし、このレンズにはひとつ問題がある。
設計が圧倒的に古いのだ。他社の標準レンズは古くても2007年の4月に発売されたものである。
つまり、1000万画素クラスの高解像度にあわせて設計されているわけだ。
▲この標準ズームレンズは、α350をレビューした際にも気になったのだが……。 |
一方でDT18-70mm/F3.5-5.6の元となったレンズはコニカミノルタから2005年の8月に発売されたものである。600万画素のα sweet DIGITALと同時発売されたもので、かなり古い。
特にワイド端ではかなり描写が眠くなる傾向がある。
なお、他の4機種に関しては設計が新しいこともあり、価格比として充分な描写力があるといえる。
さて、最後に気になるあの機能をテストしてみよう。そう、アレだ。
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