ウオータープルーフケースを使ってみる
ウオータープルーフケースを利用すれば、手持ちのデジタルカメラを防水にすることが可能だ。また、ウオータープルーフケースは機種にもよるがデジタル一眼レフ用のものも用意されており、高画質で水中写真を楽しむこともできる。
ただし、ウオータープルーフケースはダイビングなどに使用されることが多いため、かなりの水深に耐えられるように作られている。
必然的に、かなり大がかりなものになってしまうのが弱点だ。
薄型コンパクトスタイルのデジタルカメラ用のものであっても、ウオータープルーフケースはかなり大振りになってしまうのだ。
▲ウオータープルーフケースとIXY DIGITAL 810IS。デジタル一眼レフも顔負けの大きさ。 |
また、ウオータープルーフケースには使用時の注意点も多い。
シリカゲルなどを入れて除湿を行う必要がある。水中で温度が下がると内部が結露してしまい、内部が曇ってしまうためだ。
また、パッキングの部分の取り扱いには細心の注意を払っていただきたい。髪の毛や砂といったほんの小さなものが挟まっただけでも、水深のある場所では浸水してしまうのだ。
▲ウオータープルーフケースのパッキングは常にきれいにしておきたい。 |
水圧というものは恐ろしいもので、ほんのわずかな隙間から水が侵入してきてしまう。
また、レンズ以外のガラスをはさむため、細部の描写が甘くなることがあることを知っておくべきだろう。
まあ、正直なところウオータープルーフケースはやや本格派。
上のIXY DIGITAL 810IS用のものであっても水深40mに耐えられるものとなっている。ダイビングを趣味にしているならともかく、一般のユーザーにはやや縁遠いというのが実際のところだ。
やはり手軽なのは防水デジカメといえるだろう。実は防水デジカメにはサマーレジャー以外のさまざまなシーンでも活用できるという側面があるのだ。
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