この解像感はちょっとすごいかも!
また、画質に関しても進歩を遂げている。特に低ISO時の解像感には、ちょっと圧倒されたほどだ。この実写画像のアゲハチョウなど、「うわ、俺って写真上手くなった?」と勘違いさせられてしまうほどの出来だ。
▲ついでなのでもう一枚アゲハチョウの画像を。燐粉や触覚の質感まできっちり手に取れるかのよう。 |
さらにはISO1600という高ISOにおいてもノイズの散りかたが自然になっており、F10で撮影したときにはぼやけてしまっていた文字が、F11ではきっちりと読めるようになっている。
▲左)Finepix F11 右)Finepix F10 ともにISO1600 実画像から等倍で切り出している。 |
Finepix F10がかなり安くなってきているが、これだけの差を見せつけられると正直なところ、F10をオススメするのは苦しいかもしれない。
すでに筆者の中では今年のトップ機か?
今年はまだ2ヶ月ほど残しているが、それでも今年最強のコンパクトスタイルのデジタルカメラはなにかと問われたら、おそらく「Finepix F11である」と答えるだろう。それでなくとも完成度の高かったFinepix F10の弱点をつぶしており、全体の能力をブラッシュアップさせている。
Finepix F11はこの冬のボーナス戦線において、主役のひとつとなりうるデジタルカメラだ。
(Finepix F11 スペック&実写画像へ)
・Page1 F10とF11の違いはどこに……? ・Page2 マクロの合焦速度はたしかに速い! ・Page3 ……明るく撮影できている? ・Page4 地味ながら画質も強化されていた ・Page5 Finepix F11 スペック&実写画像 |
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