手ぶれはこうして防げ! 応用編
以前のガイド記事で『手ぶれを防止する撮影テクニック』をお伝えしたが、基本的な考えかたは料理を撮影することにも応用できる。ただし、三脚は小型であっても使いにくいだろう。個室の会席料理などであればまた別だが。
ありがちなのはデジカメを片手で持って撮影してしまうこと。これでは手ぶれしてくれと言ってるようなものだ。
そこでお勧めしたいのが、ホールディングの改善だ。料理を撮影する場合の必殺技があるのだ。
テーブルの上に肘をついて、両手でデジカメをはさみこむように持つ。これだけで手ぶれは激減する。
▲両腕を三脚にするつもりで持つのがコツ。 |
コツとしては力まずに包みこむようにすることだ。ただし、包みこみすぎてレンズの前に指や掌が出てしまわないように注意してもらいたい。
また、料理写真は被写体がほとんどの場合で動かないので、DMC-FX8(レビュー)のように光学式手ぶれ補正機構(用語解説)が活躍してくれる。
縮小すれば手ぶれは目立たない!
ブログ等で使用する場合、縮小して画像を使うことがほとんどだ。この縮小というプロセスで、手ぶれは目立たなくなってしまう。以前のガイド記事でも書いたが、あくまでも等倍で画像を見れば手ぶれも目立つのだ。
論より証拠で、下の画像を見てもらおう。
▲元画像ではそこそこ手ぶれているのだが……。 |
500万画素の元画像を見ると、そこそこ手ぶれをしているのである。
しかし、240x180ピクセルと面積比で1/100以下にしてしまうと、手ぶれはほとんどわからない。クリックして見れる400x300ピクセルのほうでも「んー、手ぶれてるかな?」というていどだ。
こちらの400x300ていどの画像を使うユーザーが大半ではないだろうか。
というわけで、手ぶれ対策としては画像を縮小するということが、実は有効であることも覚えておいてほしい。
さて、最後に気になる構図であるが、これも簡単な対策があったりする。
(Page5へ)
・Page1 マクロとシャッター半押しが必須 ・Page2 フラッシュの使用は控えよう ・Page3 ホワイトバランスで光を操ろう ・Page4 手ぶれを防ぐにはこんな方法も…… ・Page5 構図は積極的に盗め! |
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