あなたの料理写真、おいしそうですか?
相変わらずブログが大流行中である。その中でも大きなシェアを占めているのが、いわゆる『俺日記』的な日々のレポート。
その日、食べたものをブログでレポート──というようなパターンがけっこう多い。
しかし、なんの料理なのかすらもわからない写真が掲載されていることがかなりある。
さすがに「グルメ雑誌に載っている写真のように!」とはいかないが、いくつかの基本的なテクニックさえ抑えておけば、それなりに料理をおいしそうに撮ることはそれほど難しくはない。
といったわけで、その基本的なテクニックをお伝えしていくとしよう。
なお、店内で撮影するときは、お店や他のお客へのマナーを忘れないように。
▲ありがちなミス写真。おいしそうには……見えないですね。 |
マクロをチェック!
料理を撮影する場合、被写体との距離が近い。通常の撮影モードではピントがあわないのだ。というわけで、マクロモードに切り替える必要がある。マクロにせずに『どうしても近距離にピントが合わない』として、故障扱いでメーカーに持ちこまれたという笑えない話もあるほどだ……いや、本当の話。
▲あえてマクロにせずに撮ってみたが、やはりピントが合ってない。 |
というわけで、まずはマクロモードに移行することを覚えておこう。
カシオのEXILIM EX-S500(レビュー)やEX-Z500(レビュー)、あるいはコニカミノルタのDiMAGE X1、DiMAGE X31(レビュー)などをはじめとしたDiMAGE Xシリーズなどは、被写体との距離が近いと自動的にマクロモードに入ってくれるので便利である。
シャッター半押しも忘れずに
もうひとつ、基本的な撮影方法としてシャッターを半押しして、ピントを合わせることを忘れがちだ。マクロモードに入り、きっちりとピントをあわせること。
意外とこのふたつの基本動作ができていないままで撮影しているユーザーが多かったりする。
手ぶれは多くなるけれども……
多くの料理店の照明は写真撮影に向いていないものが多い。それはそうだ。基本的に食べるためのもので、撮影用ではないのだから。しかし、絶対的な光量不足はいかんともしがたい。
普通に撮影したのではシャッター速度が遅くなり、手ぶれを連発してしまうことになる。そこでフラッシュを焚いて撮影──というのは自然な流れともいえる。
しかし、食べ物の撮影にはフラッシュは使ってもらいたくない。むしろ厳禁くらいに考えたほうがいいだろう。
もちろん、それには理由がある。
(Page2へ)
・Page1 マクロとシャッター半押しが必須 ・Page2 フラッシュの使用は控えよう ・Page3 ホワイトバランスで光を操ろう ・Page4 手ぶれを防ぐにはこんな方法も…… ・Page5 構図は積極的に盗め! |
|