バッテリーライフも充分合格点!
もう一点、特筆しておきたいところがある。
それはバッテリーライフだ。
オフィシャルの仕様では、単三のアルカリ電池4本で250枚撮影可能ということだが、筆者の感覚ではそれ以上の撮影ができるように思われる。
もちろん、
ギガエナジーなどのデジタルカメラ用電池を使ったり、ニッケル水素充電池などを利用すれば、さらに撮影枚数は伸びるだろう。
リチウムイオン充電池と単三電池では一長一短があるが、旅行などに持っていくことを主用途とするのであればアルカリ電池の使える単三電池使用のデジタルカメラに利がある。
もし電池切れを起こしたとしても、アルカリ電池であればどこのコンビニでも買えるので安心なのは言うまでもないだろう。
もっとも東欧や東南アジアではアルカリ電池自体の入手が難しいところもあるが。
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電源は単三電池x4を使用。
このバッテリーライフのよさも、使い勝手の向上に貢献している。
バッテリーライフがいいということは、電池のもちを気にしてスイッチを切らなくてもいいということにつながる。つまり、スイッチを入れっぱなしにすることができる。
これによって、やや遅めの起動時間を無視することができるのだ。
さらにはVGA動画やスーパーマクロまでも撮影可能!
さらにさらにDiMAGE Z1はVGA/30fpsという高スペックな動画撮影までも可能となっている。
ただし、音声ありでの動画撮影中ではズームは使えないので注意が必要だ(フレームレートによって利用できることもある。詳しくはこちらで詳細を参照してほしい。)
VGA/30fpsで撮影した動画はDVDビデオのソースにできるほどにきれいなものだ。
MotionJPEGによる動画撮影となっているため、VGAで30fpsの撮影をすると1分で100MBほどメディアを消費するのでこちらも注意してほしい。
さらにマクロは4cmまで近づいて撮影ができるスーパーマクロを搭載している。
影になってしまうので真上からの撮影は避けたが、コンパクトフラッシュをほぼ全面に表示できるまで寄ることも可能だ。
このマクロもなかなか使える。
まさにいまのデジカメにできることを「これでもか!」とばかりに詰めこんだデジタルカメラだ。
あらゆる性能を一点に集約したデジカメ
DiMAGE Z1はあらゆる性能を『高レスポンス』という一点に集約させることに成功した名機だ。
特にフラッシュを必要としない屋外昼間の撮影であれば、ハイエンド機と同等かそれ以上の感覚で撮影ができる。
正直、その外観からとっつきにくさを感じることは否めないものの、触っていて気分のいいカメラだ。
とにかく一度触ってみてもらいたい。そうれば、このデジタルカメラのよさはたちどころに理解してもらえるはずだ。
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・ちょっと見た目はアレだけど……
・軽快な撮影感に技あり!
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