デジタルカメラ/おすすめデジタルカメラレビュー

キヤノン PowerShot G1Xレビュー

キヤノン PowerShotシリーズの最上級モデルである「G」シリーズの最新モデルは、なんと従来機の約6.3倍の表面積を持つ超大型のCMOSセンサーを搭載。このマイクロフォーサーズ一眼を超える撮像素子はプロフォトグラファーも大注目なのだ。コンパクトデジカメの常識を覆す、エポックメイキングなモデル「G1X」を徹底的にチェックしてみた。

中井 隆

執筆者:中井 隆

デジタルカメラガイド

コンパクトの枠を超える史上最高画質を追求


キヤノン PowerShot G1X

キヤノン PowerShot G1X


これまでにない大型CMOSセンサーを採用したパワーショットG1Xの魅力を探っていきたいと思うのだが、その前に、まず知っておきたいのが「パワーショットG」シリーズの位置付けである。同社のコンパクトデジカメのフラッグシップモデルというだけでなく、同社のデジカメ開発の方向性を示すナビゲーター的な存在でもあるのだ。

左が2000年発売のパワーショットG1。12年の月日が感じられる

左が2000年発売のパワーショットG1。12年の月日が感じられる

2000年10月に発売された「パワーショットG1」は、スピードライトなど同社の一眼レフ「EOS」シリーズのアクセサリーがそのまま使える“プロのサブ機”としてのカテゴリーを確立した歴史的な名機である。

 
現在「パワーショットG12」まで、計10世代のモデルチェンジを経てきた「G」シリーズだが(ちなみにG4とG8は欠番)、12年目を迎える今年3月、フルモデルチェンジ以上の進化を遂げた「パワーショットG1X」が登場した。ミラーレス一眼並みの超大型CMOSセンサーを搭載する超弩級コンパクトの魅力に迫ってみよう。

次のページでは、スペックや機能についてご紹介しよう。
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