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広さや面積は英語でどう言う? 単位換算術(2ページ目)

重さや温度だけでなく、長さをベースとする面積や広さについても、日米では単位がまったく違います。家の購入や賃貸、オフィスのレンタルに必要となりますので、感覚で分かる簡単な換算方法を覚えておきましょう。

執筆者:上野 元

家や部屋の広さは平方(スクエア)フィートで表します

オフィススペース
オフィスのスペースは、スクエア・フィートで価格も表示されます。
旅行の際にはあまり聞かない言葉ですが、ひとたび部屋を借りるような滞在となったら、絶対に知っていないと困る単位が「平方フィート(スクエア・フィート)」です。

日本では、家や部屋の広さを表すのに、「坪」や「畳」、「平方メートル」と、様々な単位があるのに対し、アメリカでは平方フィートが唯一使われる単位なので、逆に覚えてしまえば簡単とも言えます。

とは言っても、1フィートがどのくらいなのかさえ感覚的にわからない段階では、なかなか数字を言われてもパッとイメージするのは難しいですね。正確に言うと、1平方フィートは0.093平方メートル。ですので、もし普段「平方メートル(平米)」という単位で慣れている人は、平方メートルは平方フィートの10倍、と覚えておくと良いでしょう。(1フィートは約30センチなので、平方した時に、どちらが大きくなるかは、それで分かると思います。)

ひと坪は、1平方メートルのおよそ3.3倍、そして1平方フィートの36倍の広さです。あんまり細かな部分は気にしない場合であれば、ひと坪=3平方メートルまたは30平方フィート、と覚えておいても、感覚として理解するには問題がないと思います。

細かな単位で見ていても余計実感が伴わないものなので、逆に広めの単位で考えて、「感覚」としてつかめる訓練をしておくと良いでしょう。その際に便利なのが、自分が良く知っているスペースの広さを基準に換算した平方フィートを知っておくこと。それだけで比較の対象が生まれるので、「広い」「狭い」という肌感覚での判断も早くなるでしょう。

■6畳の部屋=93.6平方フィート(約100平方フィート)
■50坪のオフィス=1800平方フィート
■50平米の部屋=15坪=538平方フィート(だいたい500平方フィート)

オフィスの家賃もスクエア・フィート単位

ちなみに、オフィスの家賃の設定は、日本では坪単位で価格提示があるのに対し、ハワイでは平方フィート単位で提示されます。2006年春現在、ワイキキなどのオフィスビルでは、「スクエア・フィートあたり2.5ドル~3ドル」が相場となっています。これを坪に置き換えて日本の相場と比べたい時には、価格を30倍して、円に換算するために100をかけてみてください。それを3割増しにすると、だいたい今の為替レート(115円前後)の数字で比べられるかと思います。

例)3ドルx30倍=90ドル
  90ドルx100=9000円
  9000円x3割り増しくらい=11700円くらい ⇒ これが坪あたりの価格

正確な換算値を使うと、3ドルx35(正確な換算値)x115円(現在のだいたいのレート)=12075円なので、ほぼ近いですよね。

もちろん円にきっかり直してみたところで、時期が変わればレートも変わるので、あくまでもハワイの中での相場を比較して検討するのが正しいかとは思います。「これって、日本の物価と比べてどうなのかな?」という比較をしてみたい時には便利ですね。


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