ハワイの温度計
部屋のデジタル時計には、温度計もついています。
「今日の最高気温は90度近くまで上昇するエリアもありますが、夜には貿易風の影響で70度付近まで下がるでしょう。」

ハワイではよく聞く、ごくありふれた天気予報のセリフですが、これを見てぎょっとした方もいらっしゃることでしょう。最高気温が90度で最低が70度? そう、ハワイでは温度の単位も日本とは違うのです。温度、ということは、気温だけではなくて、水の温度もオーブンの温度設定も、そして体温の温度表記も違う……。普段あまり意識しないものですが、温度の単位というのは意外と生活の中で使っているもののようです。

では今回はアメリカで使われる温度の単位「華氏(かし)」と、日本の「摂氏」の違いや換算方法をご説明いたします。

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【参考資料】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


華氏と摂氏はどう違う?

体温計
体温を見るときはたいてい具合が悪いとき。単位の換算法を知らないと、アメリカで買った体温計すら使えないのです。
日本では温度の単位は摂氏を使いますが、アメリカでは「華氏」を用いています。華氏は、ドイツの物理学者ガブリエル・ファーレンハイトが1724年に提唱したもので、英語は彼の名をとって、90度の時には90ファーレンハイト度(Ninety Degree Fahrenheit)と呼ばれたりしますが、通常は省略されます。華氏、という漢字は、中国訳から来ているそうです。

摂氏は、スウェーデン人のアンデルス・セルシウスが1742年に考案したもので、私たちがよく知るように、水の氷点を0度とし、沸点を100度と設定して、その間を100等分したもの。漢字はやはり中国訳からです。英語で言うときには、30度の時で30セルシウス度(Thirty Degree Celsius)となります。

ファーレンハイト氏が華氏を考案した時の理由については、諸説が語り継がれているのでここでは省略いたしますが、氷点は32度、沸点は212度で、その間を180等分したものが用いられています。摂氏に慣れた私たちからすると、とても中途半端な数字設定に見えるのですが、生活感覚とともに子供の頃から刻印されていく数字ですので、華氏に慣れた人にとって摂氏は使いにくいものであることは一緒です。


一目でわかる換算表

まずはこちらの簡易換算表をご覧ください。

<華氏と摂氏の温度換算表>
華氏と摂氏の換算表
(『ウィキペディア(Wikipedia)』参照)


華氏と摂氏には、大きく分けてふたつの基準の違いがあります。ひとつは氷点で、華氏では32度なのに対し、摂氏は0度。もうひとつは目盛り幅の違いで、華氏は沸点212度までを180等分したものであるのに対し、摂氏は沸点100度までを100等分した基準値です。

さあ、この2点を頭にしっかり入れて次のページでは、実際の換算に挑戦してみましょう!