ハワイ/ハワイロングステイ・移住

1歳の誕生日はベイビールアウで盛大に祝福

1歳の誕生日を盛大に祝うバースデー・パーティ「ベイビー・ルアウ」。1歳になる前に亡くなる乳児が多かったことから習慣として根付きました。ロコの男性をご主人にもつミキさんの体験談をご紹介いたしましょう。

執筆者:上野 元

ルアウとはハワイ語で「祝宴」のこと。ベイビー・ルアウとは、1歳の誕生日を祝うバースデー・パーティと言ったところです。近代医療体制が整う以前は、1歳になる前になくなってしまう乳児が多かったことから、ハワイでは、1歳の誕生日を盛大に祝うことが習慣になったそうです。

今回は、DJやMC、そしてライターとしても活躍しているミキ・ナカムラさんが体験した、ひとり息子レオ君のベイビー・ルアウの模様をご紹介いたします。ロコのご主人ですから、やはりハワイの習慣にのっとって、ベイビールアウは盛大に行われたようです。

あれこれと夢が膨らむ、はじめてのベイビールアウ

レオ君のベイビー・ルアウ
今回の主役はレオ君。さて、どんなベイビー・ルアウになるのでしょうか?
自らが体験する以前に、たくさんのベイビー・ルアウに呼ばれていたというミキさん。招待された場所は、ホテル、ホール、レストラン、ビーチ、プールサイド、自宅の庭など、予算や集める人数によってさまざまでした。

「多い時は、300名以上も集まったりして、本当にこの日にかけるお金と情熱はすごいんだなあって、びっくりしたものです。」

小規模なものでは家族だけで祝う人も多く、必ずしもやらなければいけない、という習慣ではありませんが、ミキさんの場合は、あまりにたくさんのベイビー・ルアウに行き過ぎたせいか、夢は知らぬ間にどんどん膨らんでいきました。

「子供ができる前から、できればビーチでルアウをしたいなあと憧れていました。なので、出産の予定日が12月半ばと聞いたとき、ハワイはちょうど雨季に入る頃だから、ビーチ・パーティは無理かも!と瞬時に思ったほどなんですよ(笑)。」

いくらハワイだからといって、妊娠中から1歳の誕生日のパーティのことを夢見たり心配したりする人は珍しいでしょうが、キャリアを重ねてからの出産ということもあり、憧れがいろんな形で育っていたのでしょう。

招待状・リスト作成、場所選びまで友だちの協力で完了

レオ君の両親、ミキさんとご主人様
準備は師走の忙しい時期。両親もたいへんです。ミキさんとご主人。
レオ君の誕生日である12月は、日本で言えば師走。ハワイもクリスマス・シーズンや年末年始の繁忙期を前に、皆が何かとあわただしい時期です。そのため、ミキさん夫婦は、参加者が来やすいようにと、1カ月後の1月中旬に開催することを決定しました。が、結局パーティの準備は、忙しい12月にしなければならず、ご夫婦ともに仕事の予定が詰まっていて、コツコツとした準備にまったく手がつけられない日々が続きました。

「パーティの準備で何が大変だったかというと、まず招待客のリスト作りでした。そこにとてつもなく時間がかかってしまい、友人に手伝ってもらいながらも、結局、招待状発送も遅れてしまいました。クリスマス休暇などで、皆がハワイからいなくなってしまったりもして、出欠の確認がかなり大変でしたね。」

友だちが助けてくれたベイビールアウ
招待状から受付まで助けてくれて、友だちは本当にありがたい…。
もちろんビーチ・パーティは運営がたいへんということで早々に諦め、代わりに選んだのがレストラン「ウイローズ」。お友だちで、ジェイク・シマブクロ氏のマネージャーをしているカズサさんが、いつもジェイクのライブをしていることから、おすすめしてくれた場所です。

広々としたオープンエアのレストランで、ハワイの雰囲気はたっぷり。料理も和食やハワイアン、アメリカンと、多様なメニューが用意されたビュッフェ・スタイルなので、老若男女が集まるパーティには最適の場所です。

⇒ 成長記録ビデオの準備で半徹夜! パーティ準備はまだまだ続きます。
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