1歳の誕生日はベイビールアウで盛大に祝福(3ページ目)

いよいよベイビー・ルアウの当日！

バルーンがたくさん飾られて、本当に華やか！

会場はお願いしていた友人がすべてセットアップして、主役の家族よりも先に来て待っていてくれました。バナーを飾り、緑と青の風船を椅子につけ、部屋も華やかに彩られた頃、次々とゲストが到着し始めました。10人がけのテーブルがズラッと並び、まるで結婚式の2次会のような大規模なパーティです。もちろん自分で計画してご招待したわけですが、ミキさんも着席したゲストの面々を目の前にしたときは、さすがに驚いた様子です。

「日頃、人のイベントの司会などをしてきましたが、やはり自分の息子のことですから、気持ちはまったく違います。こんなにたくさんの人に集まっていただいて、レオも本当に幸せだなあと、じんわりきた瞬間ですね。」

皆がそろってパーティが始まると、まずは、来場者へのご挨拶です。寝不足と空腹でフラフラだったそうですが、MCが本職のミキさんには、挨拶などお手のもの。皆さんの暖かい心と、この日を迎えられた幸運に感謝して、楽しい食事が始まりました。用意していた成長記録のビデオもスタート。みんなでワイワイ楽しいランチ・パーティの始まりです。

仲良しの友だちがたくさんかけつけてくれました！

ベイビー・ルアウはやはり子どもが中心のイベントなので、彼らが遊べるおもちゃやゲームを用意したり、ピエロを呼んだり、気を使うものなのですが、ミキさんたちの場合は、会場のスペースや諸事情により、その辺は断念。しかしやはり子供は遊びの天才。心配は無用だったようで、レストランの中庭にある噴水で大喜び。主役のレオ君も含めて全身びっしょりでしたが、おもちゃなしでも、十分に楽しんでいたようです。

メインのエンターテインメントは、旦那さんのご友人によるマジック・ショー。本当は自分とレオ君が箱の中から突如現れる！みたいな、驚きのショーをやってほしかったようですが、ご主人は本気にしてくれず、実現にはいたらなかったとか（笑）。しかしプロのマジシャンによるショーは、さすがに人をひきつけるツボを心得ていて、大人も子供も魅了し大成功に終わりました。

ケーキでハッピー・バースデー。ゲストにもご挨拶

寝ちゃったレオ君の変わりにお友達が歌のプレゼント

みんな食事も済んで、子どもも遊び疲れてきた頃、ハッピー・バースデーを歌って、バースデー・ケーキのろうそくの火を吹き消すセレモニーが始まります。主役のレオ君は遊びつかれて昼寝をしてしまったのですが、友人の子供が大きな声で歌を歌い、ろうそくを吹き消して、めでたくお祝いの儀式も終了。最後は両親の感謝のスピーチでしめくくりとなりました。

「本当にたくさんの方々が来てくれたことが嬉しくて、実はかなりウルウル状態だったんですよ（笑）。パーティが始まる前、テーブルをひとつずつまわって、みんなにあいさつしようねと夫と話していたのに、それも終始バタバタしてて、実現できませんでした。だからせめてスピーチでは、きちんとお礼をお伝えしたかったんですね」

100名を越えるゲストを前に、ご主人とともに、ありがとうの気持ちをせいいっぱい言わせてもらったというミキさん。皆にもきっとその気持ちは通じたことでしょう。

ハワイには「オハナ」という、家族を意味するとても大事なハワイ語がありますが、両親と子供という小さな単位の家族から、大切な友だちや親戚、仲間といった大きな単位のグループまでを「オハナ」と表現したりするのは、ハワイならではの文化背景。こうやって、そのオハナが目の前にずらりと並んで、子供の１歳の誕生日を祝ってくれるのは、感激もひとしおですね。

こんなにたくさんのプレゼントをもらって、レオ君は幸せですね。

ああすればよかった、こうしたらよかったという反省が頭の中をよぎりながら、感激のスピーチを続けていたら、最後の最後になってレオ君が突然目を覚まして、人生初のスピーチをプレゼントするというハプニングも！　見事な締めくくりとなりました。

翌日は、ゆっくりといただいたプレゼントの大きな山と格闘する両親とレオ君。皆さんへのお礼状も忘れずに出しました。ハワイならではの1歳の誕生日を盛大に祝う「ベイビー・ルアウ」は、オハナ・スピリッツあふれる感動のひとときでした。


【関連情報】
パーティ・シティ（ワイケレ店）
レストラン「ウイローズ」