家具付き物件広告はこう読む!
ワイキキの中心地にある大型高層マンションで、短期・中期レンタル物件が多い人気物件「アイランド・コロニー」では、まず家具付き物件の代表として、ワイキキの中心にあって大人気の「アイランド・コロニー」関係の広告を見ていきましょう。このマンションも、部屋によってオーナーや管理会社が異なるため、違う物件広告が並んで出ています。レートもそれぞれ違いますので、比較検討してみると良いですね。写真左は、上の写真を部分的に拡大したものです。一番上段、赤い枠で囲んだ部分では、「Studio」というワンルームの部屋と、「1BR(ワンベッド・ルーム)」という日本でいう1LDKの部屋を告知しています。バス、トイレ、キッチン、リビングルームは広さはともかく、あって当たり前の設備ですので、その他にいくつ部屋(ベッドルーム)があるかということが表記の基準であると覚えておくと良いでしょう。BRやbdrmという省略形がありますが、何となく想像はつきますね。
その下の青い枠で囲んだ「Low flrs & high flrs Avil-now」は、Low floors and high floors are available nowの省略形で、低層階、高層階ともに空きがあると言っています。ここにある電話番号にかけて、アポを取り、現地で待ち合わせて部屋を見せてもらうのが次のステップ。英語になるので、なかなか難易度が高い作業です。
■Lanaiって何?
二段目の広告に進み、緑色の枠を見ると「lge lanai」という表記があります。ハワイではベランダ設備のことをハワイ語で「ラナイ」と呼ぶのが普通で、これはlge=large (大きい)ベランダのこと。ハワイの太陽をたっぷり浴びることができるラナイは、大きければ大きいほど開放感があっていいですよね。
■Utils Inclって…??
同じく二段目の黄色い枠にあるUtility というのは、公共事業であるガス、水道、電気などのことを意味する単語。Included は、それらが家賃に含まれています、ということです。ひとつの単語として覚えておくと良いですね。ハワイの賃貸アパートでは、水道が含まれているのはごく普通。電気代が含まれている物件も珍しくありません。ガスはアパートの場合は使われていないので、たいていUtility Includedといえば、このふたつが家賃に込みになっている、ということ。電気代だけで50ドル~100ドルかかってしまう場合もあるでしょうから、これは大きなメリットなのです。
★次ページでは、部分的に家具がついた物件の広告サンプルと、その見方をご覧いただきましょう。