ハワイ/ハワイロングステイ・移住

ハワイで住む場所を確保するために必要な知識を学ぼう 賃貸アパート広告はこう読む!

数少ないハワイの賃貸物件は売り手市場。広告の見方を覚えて、すばやい対応をしなくてはなりません。省略語をはじめとする、不動産広告特有の表現を解説し、暗号のような広告が読めるようにお手伝いします。

執筆者:上野 元

滞在の期間と目的によって見る場所が違う賃貸物件広告

賃貸物件広告版
「ホノルル・アドバタイザー」の日曜版に入ってくる賃貸情報はハワイ暮らしのスタートに貴重な情報源。
ハワイ暮らしのビギナーならば、土地勘も相場もわからない中でいきなり物件を購入するのはとてもリスキー。やはり最初は車なしでもアクセスが良くて、なじみのあるワイキキ近辺のコンドミニアムを借りて、生活になれることを優先するのがベストだと思います。不動産情報ならば、やはりホノルル・アドバタイザーの日曜版が最高の情報ソース。英語だから難しいと臆病にならないで、まずは慣れることから始めましょう。「HOME」というセクションに含まれた賃貸物件コーナー「Rentals」は、コツさえ覚えれば記号のように簡単に解読できて、豊富な物件をサクサクと探すことができるようになるものです。

賃貸編も、中味を細かく見るといろいろとセクションに分かれています。主だったセクションについて見ていきましょう。ちなみにApartmentと言っているのは、日本で言うアパートとマンションをすべてひっくるめたもの。2階建て以上から高層まで、一軒家以外のさまざまなタイプがこの項目に含まれています。

■Apartment Furnished=家具付きアパート物件
まずは「Apartment Furnished」という家具付きの物件。すでにオーナーがいるのですが、ハワイには滞在していないため、その間、不動産会社に運営を委託してレンタルに出しているケースが主。部屋によって設備の度合いはさまざまですし、当然のことながら家賃は数割、家具なし物件よりも高めではありますが、生活に必要なものはほとんどそろっていて、身軽に暮らしはじめることができますので、1年未満の短期滞在の場合はこちらを利用すると良いでしょう。

■Apartment Partly Furnished=部分的に家具付きアパート物件
その後に続く、最も物件数が多いのが「Apartment Partly furnished」。部分的に家具付き、と言う意味ではありますが、たいていの場合は冷蔵庫と電気コンロ台、オーブンなどのキッチン設備がついているもののことを言います。少々値が張る場所ならば、ランドリー設備が備わっている部屋もあります。バスでどこでも移動可能で、お店も徒歩圏内にたくさんあるワイキキやホノルル中心部ほどたくさん物件がそろっています。

■Townhouse=家具付き、部分的に家具付きタウンハウス物件
タウンハウスとは、2階建ての家が横にいくつか連なった形をしている共同住宅とでも言いましょうか。実際にはもっとおしゃれなイメージですが、低層で庭付き物件が多く、一軒家に比べて価格も手頃のため、若いファミリーには人気です。レンタル物件はそれほど多くなく、ロケーションもワイキキやホノルル近辺ではなく、郊外に集中しています。

■House=家具付き、部分的に家具付き、家具なしの一戸建て物件
こちらはまさに一戸建て物件で、意外ですが、タウンハウスよりもレンタル物件は多く出ています。ロケーションは中心部から離れている場合が多く、また価格もクォリティもばらつきがあります。長期間滞在し、車もあり、またペットを飼いたいという方などは、こちらが環境としてはグッドですね。

★さて、次ページでは、いよいよ実際の広告サンプルと、その見方をご覧いただきましょう。
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