【手に取るタイミング】
席に座ったときにすぐに目に付くきれいに飾り折りされたナプキン。これは乾杯までそのままにしておきましょう。乾杯の後、主賓が広げてから手に取ります。全面広げるのではなく、二つ折りにした折り山が自分のお腹側にくるような状態で置きます。これは、広げきってしまうと足の上をすべって床の上に落ちやすくなってしまうため、そして口元を拭くときに二つ折りにした内側を使うから、ということです。内側を使えば、膝の上に見えている面も、裏側の洋服に接している面もキレイなままなので、口や手についたソースを拭くときには、内側を使いましょう。ナプキンは口や手を拭くためにあるので、自分のハンカチやティッシュを使って口を拭くのはタブー。
【中座する時】
ナフキンを軽くたたんで、座席の上またはアームの部分に置いて合図にします。トイレなど立つ時にはこうしましょう。
【外すタイミング】
コース料理でコーヒー・紅茶が運ばれてきたら、もうナフキンは必要有りません。ぐちゃぐちゃにたたんでテーブルの左上に置いてください。ナプキンを外すのも主賓が外してからがマナーです。
【退席する時】
退席する際は、ナプキンをテーブルの上に置いて帰ります。
ここで注意することは、きっちりたたまないこと。ナプキンをたたむ、という行為には、料理や店などが気に入らなかったという不愉快の表現という意味があるので、喜ばしい席では不適切です。わざわざぐしゃぐしゃに置くのも品がないので、軽くたたんでテーブルの上に置く程度が丁度よいでしょう。
【用途】
基本的には手と、口だけを拭くために使うものです。ワイングラスに口を付けるときナプキンで軽く口元を拭いてからにすると、口紅や汚れがグラスにつきません。テーブルにこぼれたソース、グラス・箸の汚れをふき取るものではありません。
|