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スローフード運動その2「私にもできるスローフード」 スローフードに帰りましょう(2ページ目)

「時間に追い立てられず、ゆっくり食べることが理想なのは分かるけれど。」家族が1日に1度顔を合わせる時間さえ作ることは難しいのが現実。忙しい私たちにもできる「スローフード」とは。

執筆者:桜 美香

科学技術やIT技術の発達により、日々の暮らしがどんどん忙しくなっています。気が付かないうちに私たちは、スピードと競争しています。一生懸命追いつこう、追い越されまいと暮らしているのです。そんな今だからこそ「食事くらいゆっくり食べよう。」なのです。
そうは言うものの、共働きの友人は
「残業だらけでぐったり。とても平日は夕食のことを考える余裕なんかないわ。買い物すらできないもの。。」
と言って嘆いているのが現実。レンジにかけるだけの冷凍食品、お湯で温めるだけのレトルト食品、お湯を注ぐだけのカップ麺、コンビニのお弁当、デパートのお惣菜売り場・・・・そんな暮らしの救世主とも言うべきファーストフードの数々・・。

もちろん、スローフード運動は、ファーストフードを食べちゃいけない、と言っているわけではありません。むしろ、『食べたい時や必要な時には上手に利用しましょう、気長に時間をかけて、食の大切さに気づけばいい、、、』というのが基本的な考え方です。
たまには時間をかけて丁寧に素材を選び、ゆっくりと料理をし、そして家族で味わう。食べること、だけではなく、作るところから楽しむこと。それからゆっくりとした食事の時間を取ることで、普段それができない人ほど気持ちまでリフレッシュすることができるはず。。
つまり、普段7時に起きている人に、
「毎日朝5時に起きるように生活習慣を変えましょう」
というような生活習慣の変更をせまっているのではなく、
「家族でディズニーランドに行ったり、ドライブに行ったりするように、たまにはスローフードも楽しみましょう」
というように、新たなイベントのひとつとして考えてみたらいかがですか?という提案なのです。

どんな環境にいても、一生懸命生きている人にとっては、毎日時間がたっぷりある、なんてことはありえないと思います。現代生活の中では、スローフードの考え方を日常習慣にするのは、現実には非常に難しいことだと思います。でも、「イベントのひとつとしてのスローフード」なら、できるような気がしませんか?

イタリアの小さな町に生まれたスローフード協会のシンボルマークはカタツムリ。これだけでもスローな食卓がイメージできますね。
日本のスローフード協会は、1999年春に設立されました。日本の伝統的な食材や料理、日本酒、焼酎などを守り育てること、味の文化や、地域ごとの食事の多様性などの大切さを訴えていく活動を展開しています。

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・日本スローフード協会のホームページ
http://www.slowfood.gr.jp/

・イタリアンガイド沈 唱瑛さんのスローフードに関するレポート
・・・・・・・・・~イタリアからはじまったスローフード運動
/gm/gc/74900/

★前編も読んでみませんか?
「スローフード運動~その1」→→

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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