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旅客機のマーキングの研究

いろんな国のエアラインが乗り入れる各国の主要空港では、駐機している旅客機の機体に描かれたマークやデザインを見比べてみるのも楽しいもの。今回はそんなマーキング(機体ペイント)について研究してみました。

執筆者:秋本 俊二

カラフルな機体ペイントで個性を主張


いろんな国のエアラインが乗り入れる各国の主要空港では、駐機している旅客機の機体に描かれたマークやデザインを見比べてみるのも楽しいものです。白い機体をベースに尾翼にロゴマークをあしらったオーソドックスなものから、黄色、緑、赤、オレンジなどの原色を使った派手なデザインまで。マーキング(機体ペイント)のバリエーションは、エアラインの数だけあります。

現在はほとんどのエアラインがボーイングかエアバスの旅客機を使用していますので、機種の形だけ見てもどの会社のものかはわかりません。空港でひと目で「あ、○○航空だ!」と自分のお気に入りのエアラインを見つけられるのも、ボディにペイントされたロゴマークやシンボルカラーのおかげです。

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色とりどりの機体ペイント (c)Boeing

しかし、中には“ノーペイント”というシルバーの外板のままの珍しい機体もあります。たとえば、JALが貨物事業で導入したボーイング767貨物専用機。この非塗装のスタイルは「ベアメタル」と呼ばれています。シルバーで一見、おしゃれに見えるかも知れませんが、ベアメタルカラーを採用する理由はデザイン性ではありません。エアラインの狙いは別のところにあります。


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