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SAS乗務員イチ押し、ノルウェーの旅(前)(2ページ目)

旅のガイドは専門家に任せるのが一番! 私が頼る「専門家」とは、その国に就航しているエアラインの客室乗務員たちです。今回のノルウェーの旅でも、雄大なフィヨルド魅力をSASのクルーが教えてくれました。

執筆者:秋本 俊二

SASの客室乗務員が自身の体験で語る
北欧フィヨルドツアーの魅力


こんにちは。SAS客室乗務員のTです。私がみなさんにおススメしたいのは、ノルウェーならではの雄大なフォヨルドを訪ねる旅。首都オスロからベルゲンへ向かうさまざまな行程で、ここでしか味わえない大自然をきっとご満喫いただけると思います。

私が初めてフィヨルドを訪ねたのは、1995年の夏──SASに入社して1年が過ぎた頃でした。夏場にSASをご利用いただくお客さまの中には、ノルウェーのフィヨルドツアーのご一行さまが少なくありません。いろいろなお客さまからの質問に、自分らしく答えられるようになりたい──そう考え、思い切って一人旅に出ました。壮大な大自然に癒され、ノルウェーの人々の優しさに触れて、生涯忘れられない本当に素晴らしい旅になりましたね。

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鉄道の最高傑作のひとつと言われるフロム鉄道

ミュルダール駅から乗った、鉄道の最高傑作のひとつと言われるフロム鉄道。渓谷、峡谷、雪原と次々に変わる景色を車窓から楽しみながら、およそ45分でフロム駅に着きます。フロムからはフェリーに乗り換えて、いざアウランフィヨルドへ。もし日程に余裕があるのでしたら、すぐにフェリーに乗らず、フロムの可愛らしいコテージ風の宿で1泊してフィヨルドの朝を迎えるのも素敵ですよ。

さて、フェリーは約2時間半かけて、険しい岩肌や、左右にいくつもの滝を発見しながゆっくりと進んでゆきます。たくさんのかもめが餌を求めて船上の私たちを追いかけてきました。穏やかな景色の中に、ときおりノルウェーらしいメルヘンチックな家が建ち並ぶ集落が見えます。同じフェリーに乗り合わせている各国からの観光客たちと言葉を交わし、写真を撮ったり撮られたり──優雅で楽しいひと時はあっという間に過ぎてゆきました。

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ソグネフィヨルドの観光拠点となるフロムの鉄道駅

フェリーはやがてネーロイフィヨルドに入り、私たちはグドヴァンゲンでフェリーを降ります。そこからは、バスで山の上のVIEWスポットへ。このあたりにも、眺めの良い素敵なホテルがいっぱい。できればここでもゆっくり1泊したかったな。

ノルウェー第二の都市、ベルゲンに到着し、翌日はケーブルカーでフロイエン山に登りました。山頂からは芸術的なベルゲンの街並みが一望できます。小高い山々とフィヨルドに囲まれた色彩豊かな街並みは、これまで見てきたヨーロパのどの都市とも違って、とても個性的。見事としか言いようがありません。夏の日差しが眩しいのに風はとってもすがすがしく、旅の締めくくりの街としても最高でした。

≫≫≫ 次のページは、再訪したフィヨルドと、Tさんからの旅のアドバイス。
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