エアラインの客室乗務員は
旅をエスコートするプロフェッショナル
旅のガイドは、専門家に任せるのが一番! というわけで、海外を歩くときに私は“ガイドブック”の類いはいっさい持ちません。では、私が頼る「専門家」とは誰なのか? じつはその国やその街に就航しているエアラインの客室乗務員たちです。
エアラインの客室乗務員には、「自分たちは旅をエスコートするプロ」という自負を持っている人が少なくありません。だから、フライトでの彼女たちとのコミュニケーションは、私には何よりの旅の情報収集になります。滞在先でどこか美味しい店は? 街の最近のトレンドやおススメのスポット? それらの質問に、クルーたちは一人ひとりが自分たちでその街を歩いた経験をもとに、自分たちの言葉で話してくれます。せっかくの海外旅行に、こんな素敵な“旅のガイド”を活用しない手はありません。
さて、今回私が選んだ旅先は、これから夏の観光シーズン本番を迎える北欧ノルウェーでした。利用したのはもちろん、北欧を拠点に世界へ翼を広げるSAS(スカンジナビア航空)です。
北欧を拠点に世界へ翼を広げるSASで、ノルウェーへ |
東京/コペンハーゲン線を現在、エアバスA340-300でデイリー運航しているSAS。その特徴の一つは、乗客一人ひとりのニーズに応える客室乗務員たちのパーソナルできめ細かなサービスでしょう。シンプルですが、必要なときに必要なサービスをタイムリーに提供してくれます。
そのフライトで、北欧ノルウェーの旅についていろいろアドバイスしてくれたのが、日本人客室乗務員のTさん。“Powerd by Nature”──「手つかずの大自然からパワーをもらう」をテーマに、ノルウェーでしか味わえない雄大なフィヨルドの旅について自身の体験を語ってくれました。
≫≫≫ 次のページは、Tさんが語る“北欧フィヨルド”の旅。