第4位/JAL
上級クラスの旅客をターゲットに、従来にない“ハイエンドのサービス”を追求しはじめたJAL。その「プレミアム戦略」の代表的な一つが、2007年12月に東京/ロンドン線でデビューした「国際線プレミアムエコノミー」のサービスです。
上級エコノミークラスでは世界初となる“シェル型シート”に、ノートPCを広げても横に飲み物を置いて作業できる大型テーブルなど──。ボーイング777シリーズに導入されたJALのこのプレミアムエコノミー・シートには、開発担当者たちがこだわってきた「独自性」が随所に主張されています。
JALのボーイング777(左)と、国際線プレミアムエコノミーシート(右) |
私も実際に体験してみました。シート配列がそれまでのエコノミークラスの「3-3-3」から「2-4-2」に変更され、1席少なくなったぶんシート幅にゆとりがあります。隣席との境には大型のセンターコンソールが設置され、プライべート感も文句ありません。レバーを操作すると、座面が前方へスライドする形で身体のポジションが変化。リクライニング時に前席の背もたれが倒れてこない構造は快適ですね。
JAL国際線プレミアムエコノミーは東京/ロンドン線を皮切りに、2008年からは東京/パリ線、東京/フランクフルト線に導入路線を拡大。この8月からは東京/ニューヨーク線に、そして9月には東京/サンフランシスコ線にも導入されます。渡米の予定がある方は、ぜひ利用してみてください。
そして東京/ニューヨーク線と東京/サンフランシスコ線では、ファーストクラスとエグゼクティブクラス(ビジネスクラス)でもこの夏にいよいよ新シートがデビューします。ファーストクラスでは「健康」と「睡眠」にこだわった新たな機内サービスを展開することを発表。期待が高まります。もう間もなく全貌が明らかになりますので、詳細は改めて報告しますね。
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