シドニー勤務の日本人CAを
今年3月に22名採用
日本人乗務員の二人は、山田智恵美さんと星野舞さん。ともに今年3月にジェットスターに入社した同期です。
星野舞さん(左)と山田智恵美さん(右から2番目)の二人の日本人クルーも乗務 |
それ以前は、星野さんはANAグループの国内線CAとして、山田さんは羽田空港でJALのグランドスタッフとして勤務していました。二人はそれぞれにプライベートで何度かオーストラリアを旅するうちに、いつしか「チャンスがあればオーストラリアで働いてみたい」という希望を持つように。そんなときにシドニーベースの日本人クルーの募集を開始したのが、関西線就航の準備を進めていたジェットスターだったのです。日本人CAの第一期生は計22名が採用されました。
「国籍に関係なくクルーたちはみんな仲が良くて、とても働きやすい。毎回のフライトが楽しいですね」と山田さんは笑顔を浮かべます。「どのフライトも日本のお客さまが多く、高校生の修学旅行などにもよく利用していただいています。ジェットスターが就航したことで、オーストラリアが安く気軽に行けるより身近なディスティネーションになってくれると嬉しいですね」
シートは豪華な革張り仕様
間隔もゆったりで窮屈さを感じない
機内のシートには、エコノミーでも全席に高級感のあるレザーシートを採用。シート間隔は約79センチで、窮屈さを感じさせません。調整可能なヘッドレストも備え付けられています。
「見た目はちょっと豪華な雰囲気で、座り心地も悪くありません」と、私よりひと足先にジェットスターに搭乗取材したAll About『オーストラリア』ガイドの平野美紀さんも言っていました。「他の布張りシートと格段に違うか、と聞かれれば、それほど大差ないのですが……。でも革張りだと掃除がしやすく、細かいゴミなどが残りにくいので、清潔感があってなかなかグッドです」
欲しいサービスだけを選べるのもLCCの特徴です。食事やドリンク、アメニティキットなど、必要なサービスだけをオプションでオーダーできます。有料で貸し出しを行っているビデオ・オン・デマンドで映画やミュージック・ビデオなどのプログラムを楽しんでいる乗客も少なくありません。
スタークラスでは、もちろんそれらのサービスはすべて無料です。シートのスペースもエコノミーに比べて39%広く、座席間隔は約96センチ。調整可能なランバーサポートやヘッドレスト、 座席にはパソコン電源が完備され、ノートPCの使用も可能です。
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