シート幅を現行モデルより25%拡張した
“Z型”ポジションのフルフラットシート
新しい「クラブ・ワールド」は、BAのデザインチームと国際的な設計会社タンジェリン社とのコラボレーションでデザインされ、北アイルランドのBEアエロスペース社により製造されました。暖色系のグレイ、ネイビー、青などを基調にした色づかいには、落ち着きと気品を感じます。
シート幅は現行モデルより25%広くなり、長さ183センチというゆとりのフルフラットシートを実現。“Z型”のベッドポジションも特徴で、シートは全長約2メートルまで伸ばすことが可能です。スクリーンには一人ひとりのプライパシーを確保する視界制御フィルム「ルミスティ」が採用され、10インチのデジタルスクリーンで好きなときに再生・一時停止・停止・早送り・巻き戻しをしながら100種類の映画やテレビ番組、テレビゲームなどの機内エンターテイメントが楽しめます。
各シートには米国式標準110ボルトのPC用電源が備え付けられ、ラップトップなどの電子機器や小さなバッグ、靴などを収納できるロッカーも装備。また食事以外の時間にも自由に軽食や飲みものを楽しめる「クラブ・キッチン」もキャビン内に設置されました。
なお、BAはビジネスクラスのみならず、ファーストクラスでもさまざまな新サービスを予定しています。たとえば午後7時30分以降に出発するフライトを対象にした「ターンダウン・サービス」(ベッドメイキング・サービス)や、人気のアニヤ・ハインドマーチのアメニティキットの刷新、新しい「スリーパースーツ」(パジャマ)や機内用スリッパの提供など。これらの新サービスは、現在計画されているファーストクラスの大幅なリニューアルを待つことなく、今後主要な長距離路線で随時導入されます。さらに、2007年1月からは新たな機内食も導入される予定とか。
快適性をどこまでの追い求めるエアライン各社の取り組みにより、空の旅はますます楽しくなりそうですね。
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■ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/日本語サイト