フラットシートのパイオニアが
シート刷新に1億ポンドを投資
BAといえば“フラットシート”のパイオニア。その革新的なニュープロダクトとは……。 |
そのラストを飾るのが、フラットシートのパイオニア、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)です。同社が昨年末から1億ポンド(約220億円)を投じて開発を進めてきた次世代型ビジネスクラスシート「クラブ・ワールド」が11月13日、ロンドン市内で発表されました。
BAの新しい「クラブ・ワールド」は、現行モデルよりもシート幅を25%広く設計。乗客一人ひとりのプライバシーを向上させ、さらに収納スペースも拡大することで、従来にも増して快適なビジネスクラスが実現しています。ニュープロダクトを搭載した1番機は2006年11月末にも就航する予定で、今後57機のボーイング747、43機のボーイング777に18カ月をかけて導入が進められます。
BAのCEOウィリー・ウオルシュ氏は「ビジネスクラス市場におけるBAのポジションは新しい『クラブ・ワールド』によりさらに強固なものになると確信している」とコメントを発表。 |
BAのCEO、ウィリー・ウオルシュ氏は、今回の新しい「クラブ・ワールド」の発表に際して次のようにコメントしています。
「BAは2000年に業界で初めてフラットシートベッドを導入し、ビジネスクラスにおける新たなスタンダードを確立しました。ビジネスクラス市場におけるBAのポジションは、新開発の『クラブ・ワールド』によりさらに強固なものになると確信しています。プレミアムクラス(ファーストおよびビジネスクラス)はBAの事業において最も収益性が高く、『クラブ・ワールド』のシート数は従来38席で運航していたボーイング747型機で52席に増やすなど、今回の刷新を機に全体で8%増加させることになりました。目新しい機能の追加にとどまらず、高い快適性や柔軟性、プライバシーの確保などを追求した新しいビジネスシートを、ぜひお試しください」
次のページでは、BAの新「クラブ・ワールド」の特徴を写真をもとに紹介しましょう。