生き残りをかけた各社のオンリーワン・サービス
ここ数年、エアライン各社は厳しい競争への生き残りをかけて、それぞれにユニークで個性的なサービスを打ち出しています。
たとえば、キャビンの壁にタヒチをこよなく愛したフランス人画家ゴーギャンの絵を飾り、機内に足を踏み入れた瞬間から乗客を南太平洋の気分にワープさせてくれるのがエアタヒチヌイ。タヒチと日本をノンストップで結ぶ同エアラインには、元ミス・タヒチや国際大会への出場経験もある元サーフィン選手などがクルーとして在籍し、搭乗時には一人ひとりに純白の国花「ティアレ・タヒチ」を手渡してくれます。
大韓航空や香港ドラゴン航空などで実施している「カウントダウン・メール」なども、さりげないサービスですがとても便利ですね。海外旅行が決まったら日程(出発日と帰国日)と渡航先、メールアドレスを事前にWebサイトに登録しておくと、出発の10日前から毎日「カウントダウン・メール」が届き、ソウルや香港など目的地の最新情報を知らせてくれます。内容は現地の気象情報からグルメガイド、おすすめスポット、治安に関することまで。前に一度、香港ドラゴン航空の同サービスを利用したら、帰国した日にも「おかえりなさい! 香港旅行はいかがでした?」というメールが届いていて、思わず「おかげさまで楽しい旅ができました」と返信したくなりました。
エアライン各社の趣向を凝らしたサービスは、他にもいろいろです。その中から今回、私のお気に入りをピックアップしてみました。題して──「空の旅のナイスなもてなし Best5」。この要約版は『週刊アスキー』10月3日発売号でも掲載されますので、機会があればどうぞそちらもご覧ください。
それでは、まずは 【第5位】と【第4位】から。