米国系エアラインの運航状況と対応
今年6月2日に新南ウイングが誕生しグランドオープンした成田空港第1ターミナル |
これに対して、米国系エアラインの影響は相当深刻なようです。テロ発覚当日の運航便の状況や利用客への今後の対応を簡単にまとめました。
■アメリカン航空
10日のロンドン・ヒースロー空港からのニューヨーク線、シカゴ線、ボストン線を欠航。運航された便も、空港での保安体制強化にともなって乗客の搭乗に時間がかかり、出発に遅れが生じています。同社は「機内への持ち込み手荷物を預け入れなくてはならない乗客には、超過料金を請求しない」と発表。また「英国を発着または経由する便の航空券は、9月1日まで手数料なしで予約の変更もしくは返金を受け付ける」としています。
■コンチネンタル航空
ロンドン・ガトウィック空港からの出発便については、予定通り運航(遅れの生じる可能性あり)。「9月1日以前に英国発着便の予約をしている乗客に対し、空席があれば手数料なしで予約の変更を受け付ける」と発表し、また利用客には空港での保安検査に時間を要することを踏まえ「機内持ち込み手荷物は最小限に抑え、身軽な旅行を」と呼びかけています。
■ユナイテッド航空
ロンドンからの出発便は2時間以上の遅れ。利用客には「国際線、国内線を問わず空港へは出発予定時刻の最低3時間前までに到着を」と訴え、また「英国─米国間の予約は、1回に限り手数料なしで変更を受ける」と発表しています。
■デルタ航空
ロンドン・ガトウィック空港からの運航便は予定通り運航。利用者たちに「早めの空港到着」をアドバイスし、また「預入手荷物の超過料金免除」の実施や、他社同様に「一定条件での、英国発着便の予約変更を手数料なしで受ける」方針を決めました。
■ノースウエスト航空
国内線の利用客にも「空港には出発の2時間前に到着を」と呼びかけ、また8月10日から8月20日までの間に英国を発着または経由する航空券を所持する利用客に対して「通常の変更手数料を免除し、航空券発券日から1年以内に完了する旅程に延期することができる」という特別措置を発表しています。
【空港からのお知らせ】
■成田空港「英国での航空機テロ未遂事件に伴うお知らせ」
■中部国際空港「国際線をご利用のお客様へ」
■関西国際空港「米国航空会社及び米国線ご利用のお客様へ」