第1位 / シンガポール航空
一度乗ったら忘れられない独特な民族衣装サロンケバヤ
ピエール・バルマン氏の手によるこの独特の民族衣装で多くのファンから支持されるシンガポール航空 |
「シンガポールガール」は、シンガポール人とマレーシア人で全体の90%を占め、その他は中国、インド、インドネシア、日本、韓国、台湾などの出身者。シンガポール航空に初めて乗ったとき、青、緑、赤など人によって着ている色が違うな……と思ったら、昇進にともなって制服の色も変化することをクルーの一人が教えてくれました。どの色がどのポジションに相当するかは機内誌にも出ていますので、見比べてみるのも楽しいですね。
制服の色は違っても、もちろんサービスの質についてはどのポジションのクルーもまったく変わりません。そのフレンドリーで温かい、まさに“高級ホテル並み”の対応ぶりは、クルーたちが厳しいマナー訓練に耐え、接客の基本を学んできた結果なのでしょう。日本地区の広報担当者は「他社に比べてクルー教育には多くの時間と労力を費やしているのもシンガポール航空の特徴です。入社後すぐに15週間の研修に入り、その後も職務を遂行しながら、プロダクト別のトレーニングなどを継続して受けてもらいます」と説明してくれました。
「採寸から仮縫い、仕上がりまで、最低3回のフィッティング工程を経て私たちの制服は完成します」と話してくれたのは、シンガポール本社の教育訓練施設を訪ねた際にインタビューしたニューフェイスの一人です。「でもそれぞれにジャストフィットした制服なだけに、その制服にふさわしい立ち居振る舞いのレッスンが、とっても大変なんですよ」
海外からの知人を空港に出迎えると、長旅を終えてうんざりした顔の乗客をときどき見かけますが、シンガポール航空の利用者たちからよく聞かれるのは「降りるのがもったいない感じだね」といった声。その気持ちも、サロンケバヤを身にまとった「シンガポールガール」たちのサービスを一度でも受けた人なら、理解できるのではないでしょうか。
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■シンガポール航空の日本語サイト
■All About「シンガポール」サイト