生花そっくりのフローレンスフラワー
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まるで今日摘んできたばかりのような、深紅のバラ。これもフローレンスフラワーとして販売されています。 |
フローレンスフラワーは、特殊な冷温処理加工(フリーズドライのようなもの)により、生花を自然のままで保ちます。こちらは韓国で開発され、製品のままで輸入販売されています。
フレッシュドライフラワーのように自分で作るのではなく、ドライフラワーショップや生花店、雑貨店で販売されているとのこと。完成品のフローレンスフラワーを使って、アレンジメントを楽しみたい方にはおすすめです。
上品な色あいのまま長期保存
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花サロン オフホワイト主宰の土屋敬子先生によるウエディングブーケのアレンジメント。 |
フラワーEXPOの会場でひときわ輝いていたウエディングブーケのアレンジ。実は、これは半年前に制作したものとのことです。フローレンスフラワーを使ったアレンジを教えている「日本フローレンスフラワー協会認定校 アカデミー会員」の土屋敬子先生の作品です。土屋先生は「これはウエディング用に私が作ったのですが、半年経つとこのように少しセピアがかった色合いになってきます。とても素敵な色合いでしょう? 花嫁さんは半年くらいは余韻を楽しみたいもの。永遠に保存されるわけではないところがいいんじゃないかしら?」とおっしゃっていました。花の命を少しだけ延ばしてあげる、という意味でもフローレンスフラワーは画期的ですね。
プリザーブドフラワーと別の魅力
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フラワーアレンジ用として、パッケージに入って販売されています。 |
フローレンスフラワーは、2002年に韓国から日本への輸入がスタートしたばかり。フラワーアレンジスクールの講師や、各業界で活躍するフローリストたちを中心に人気急上昇中。半永久的に色鮮やかさを保つプリザーブドフラワーとは、また違った魅力を持っています。特に、バラの種類が多く販売されていますが、ユリやリンドウ、ランといった、プリザーブドフラワーには加工しにくい種類の花もたくさんあるのが特徴です。