パソコンが好き。でもパッチワークも好き。キルトのデザインソフトは、そんな方々にとって今いちばんの関心事かもしれません。

キルトをデザインする従来の方法は、方眼紙などに全体の構成を考えつつ鉛筆で書き込む手順が必要でした。まずパターンを決めて必要枚数を並べ、ボーダーの幅を決め、配色は色鉛筆で塗り分けつつ考えます。この方法だと、色まですべて塗り終えたあとで気に入らなかった場合、最初から書き直しをすることになってしまいます。ところが、パソコンを使ってデザインすると、色の塗り直しはマウスのクリックひとつでOKです。もちろんパターンの並べ替えも簡単にできます。そのため、試行錯誤しながら、完成品に近い作品のイメージを画面上で構成することができます。

パソコンのデザインソフトでできること

ここでは、Electric Quilt Company (米国)のEQ4、EQ5でできる機能を元に解説していきます。(協力・らせん階段








パターンの配置
ログキャビンや幾何学的なパターンの配置が自由自在にできます。一枚で完結していない連続模様のパターンの場合、回転させたり、並べ方を変えるとあら不思議。まったく違う模様が浮かび上がってきます。それをパソコンなら画面上で自由自在に変化させながら確認することができるのです。基本的なパターンはあらかじめソフトに登録されていますが、自分でオリジナルパターンを作ることもできます。

配色が自由自在
配色はパッチワークキルターにとって、最も悩みの種であり、最も楽しい作業でもあります。この作業を色鉛筆だけでやっていったら大変な労力です。パソコンなら、好きな色を好きな位置にクリックひとつで塗ることができ、気に入った配色になるまで何度でもやり直しができます。

デザインソフトによっては、花柄やチェックなどのテキスチャーがあらかじめ用意してあったり、自分が持っている布の柄をスキャナで取り込んで貼り付けることもできます。

きれいな型紙が手に入る
デザインソフトには基本的なパターンがあらかじめ登録してあり、それを好きな大きさにプリントアウトできます。厚手の紙にプリントすれば、そのまま切り離して型紙として使用することも可能。オリジナルのパターンをパソコン上で作成したときも同じです。キルティングラインやアップリケのパターンを好きな大きさにプリントアウトして使えるのは、意外と重宝するテクニック。

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