全米No.1の女性向けサイトが日本上陸
今、全米で4,300万人、全世界で7,700万人の月間ユニークユーザー数を誇る女性向けサイト、Glamが11月に日本でもオープンします。今やアメリカではFacebookに迫る人気を誇る「Glam」 |
Glamは2003年にオープンした比較的新しいサイトですが、この5年の間に急成長を遂げ、現在はアメリカ、イギリス、ドイツ、カナダでオープンしており、今後は日本の他にも中国やインドなどアジアでの展開も考えられているそうです。
Glamは、簡単に言うとファッション、ビューティー、エンターテインメントなど、女性向けサイト640以上と提携し、それらの情報をまとめたサイトです。特徴的なのが、それぞれの提携サイトに広告を配信していること。つまりメディアネットワークであり、アドネットワークでもある点です。
日本では、ダブルクリックジャパンやエキサイトの社長を務めた山村幸広氏をCEOに据えた日本法人「グラムメディア・ジャパン」を設立し、今月中にもサービス内容を発表、そして来月からオープンの予定となっています。
今後は日本においても女性向けサイトやブログなどと提携し、広告配信を手がけていくということですが、日本には女性向けでこういったネットワークはあまり存在していなかったため、大手との提携が実現できれば、アメリカ同様に巨大なネットワークの構築とともに新たな市場の開拓となりそうです。
携帯サイトとの連携が成功の秘訣
発言小町やウェブカレが人気となったことで、今後もPCサイトで女性向けサービスが増えることが予想されます。しかしこれは女性向けサービスに限ったことではありませんが、前ページでも言及したように今までになかったもの、安心感を持って利用できるものなどそこでしか体験できない特徴的なサービスが必要となります。そしてもう1つ重要になるのが、携帯サイトとの連携です。発言小町はもちろん、PC向けのサービスとして始まっていますが、携帯電話からも発言、閲覧ができるようになったことも人気となった理由として挙げられます。
PCでのネットサービスと比べ、女性ユーザーの多い携帯サイトとの連携も今後、女性向けサービスを発展させるためには重要なファクターとなりそうです。
過去、さまざまな海外サービスが日本に上陸していますが、思うような支持を得ているサービスはそれほど多くはありません。ただGlamは既にある日本の女性向けサービスといかに連携していけるかがポイントですので、これまでの海外サービスとは違います。
日本版Glamの成功如何によっては日本のネットサービスの形態が大きく変わる可能性をも秘めています。そういった意味でもGlamはPC向けサービスだけでなく、女性向け携帯サイトとの連携が成功の鍵となるでしょう。