Facebookもプラットフォームを他のSNSへ公開
beboはFacebookの救世主となれるか? |
米国時間、今月12日に英国、ニュージーランドなどで人気のSNS、「Bebo」が「Open Application Platform」を立ち上げ、同社のAPIを公開すると発表。そして同日、Facebookは公式ブログ上で、プラットフォームのコードを他のSNSにも開放すると発表しました。
Beboの「Open Application Platform」は、Facebook Platformが定義する標準を採用したものです。つまり、GoogleのOpenSocialが準備段階の今、既に10,000以上のアプリケーションを持つ、Facebookが先にFacebook上のアプリケーションを他のSNSでも利用できるようにしたということで、Beboはその第一弾となった訳です。
Facebook対Google。勝負は次なる展開へ
SNSにおいて、その存在感を出せずにいたGoogleがOpenSocialによって、一躍、SNSの中心的存在となりました。そしてOpenSocialには参加せず、孤立化したかに見えたFacebookは、Facebook Adsでの逆風があったものの、プラットフォームのコードを他のSNSに解放することによって、今、またGoogleに対し、優位に立っているかのように見えます。ただ、Beboは来年中にはOpenSocialもサポートすると発表していることからも、必ずしもFacebookの断然的優位ということではなさそうです。つまり勝負の命運は、Googleはもちろん、Facebookも他のSNSやアプリケーションの開発者がどちらのプラットフォームを採択するか、そして当然ながら、ユーザーがどのSNSを支持するかにかかっています。
まだ準備段階であるOpenSocialがいつ立ち上がるか、そしてGoogleに次なる一手があるのか?来年以降、GoogleとFacebookの戦いにますます注目が集まりそうです。