ブログで行動が筒抜けに!?
杉本宏之(すぎもと ひろゆき)1977年生まれ。高校卒業後、宅建主任者資格を取得し、住宅販売会社に就職。22歳で年収2000万のトップ営業マンに。2001年に退社し、24歳でエスグラントコーポレーションを起業。 |
ガイド:
いつも社長のブログを拝見しています。独特のリズムが面白いですね。
杉本(以下、敬称略):
読んでいただいているんですね、ありがとうございます。
最近、ようやく書くことに慣れてきたのですが、ブログを始めたばかりの頃は、ボクが書く文章が読みにくいと、読者のかたからクレームがきたことも(笑)。
ガイド:
クレームですか。では、近頃は、わりと気を遣って書いていらっしゃるとか?
杉本
いえいえ。それがそうでもなく、結構、好き放題、書いています(笑)。ついこの間も、それでちょっとした失敗をしてしまったんですが…
ガイド:
失敗というと?
杉本:
いや、先日、社員と飲みに出かけた後、自宅でほろ酔い気分のまま、ブログを書いたんですね。その飲み会の様子を。「とにかくイッキ!飲ま飲まイェー!」とかって。そしたら、読者の方から「イッキはまずいんじゃないか」と、お叱りを…。
ガイド:
そうだったんですか(笑)。
とはいえ、社員の皆さんと、とても楽しそうというか、勢いのある飲み会をなさっているんですね。
杉本:
体育会系、とかサークルのノリみたいなものなんでしょうね。仲間意識が強いというか…。
というのも、もともとボクが会社を始めたときのメンバーが、ボクも含め、不動産業界に関してシロウトばかりだったんですね。だから、知識とか経験とかそういったものでは、どうしても他の会社に負けてしまう。で、ボクらに何があるのかといえば、ありきたりですが前向きな「気持ち」だったわけです。
ガイド:
「気持ち」ですか。
杉本:
ええ、その「気持ち」の部分を皆で共有する上で、お酒の席が持つパワーが活きてきたりするんですよね。仕事をしている中だけでは、なかなかその人の考え方や、本音とかが見えてこなかったりするでしょ。それが、夜になり酒も入ると、ボク自身も社員も緊張が解けるというか、互いに腹が割りやすくなるというか。
ガイド:
たしかに、お酒の席はリラックスもできますし、昼間にはできないような少し突っ込んだ話なんかがしやすいものですよね。そういった場で社長はどんなお話を?
杉本:
普通ですよ。たとえば、飲み会の席で隣りに座ったヤツと話すでしょ。で、話が弾んでくると、そいつの恋愛話なんかになってくるわけですよ。「えっ、おまえってあの子のことが好きなんだ!」とか「あいつとあいつは怪しいらしい」とか、そういうノリです(笑)。
なので、コミュニケーションとか、そんなに大層なモノでもないんですよね。実際、ボク自身が楽しんじゃっていますから。おまけに、それをブログに書いて、取引先の人に「あっ、杉本のヤツ。電話がつながらないと思ったら、飲みにいってやがる…」とかバレちゃったりもするわけです。
ガイド:
社長という立場で仕事をされていると、ブログに日常を語るのは、なかなかハイリスクだったりしますよね。それをあえてやっていらっしゃる、ということは、そうするだけの意図があるとか?
杉本:
意図、というとカッコイイ感じがしますが…。なにせ酔っぱらって書いて怒られちゃっているくらいですから。
どちらかというと、ボクの感覚的にはブログは対社会というよりも対社員に向けて書いている、といった意識が強いんですね。「目標を上方修正するぞ、みんなついてこい!」とか、そういうことを宣言し、皆に伝える場という感じですね。
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