▼ユーザー行動に見るネット心理【第３回】　ランキングに見る意識と行動(2ページ目)

◆　どうやって上位を獲得する？

では、ランキングで上位の順位を獲得するにはどうしたらよいのか。

結論的には、やはり多くの協力者を得るのが早道となることが多いようです。自分自身を応援してくれる人が、どれだけいるか、どれだけ熱狂的に協力してくれるか。協力者を増やすこと自体がゲームでもあり、順位を決定づけているといえるでしょう。

検索エンジンGoogleでの上位表示を決定づけるものとして被リンク（紹介されリンクをはってもらうこと）数がありますが、これも支援者の獲得が順位を上げるコツとなります。

このように考えると「ネット上での人脈作り」が大切であることがわかります。実際、仲間をたくさん作れる人が好成績を獲得しています。もちろん、仲間作りには本人の人間性が好意的に受け入れられることが前提となります。

口コミが新しい口コミを呼ぶ。ランキングでの１位獲得がはずみとなり、人々の関心がより多く寄せられるようになり、好循環をもたらします。

姑息な手段だ。
商品やサービスは品質が第一に問われるべきだ。

と思う方がいらっしゃるかもしれません。

これに関連しておもしろい文をみつけたので、抜粋して記してみました。

最近Amazonでベストセラー第一位を獲得した「営業マンは断ることを覚えなさい」の石原氏が書籍の中で述べていることです。

－商品のよさと売れ方は関係ない－

・根本的に物が売れるかどうかということと、商品力は、ほとんど関係がない。

・商品力は大切だけれども（…長期的に見れば、リピート率やお客さまの紹介など、商品力と販売は大きく関わっている）販売しようとする時点において、お客さまはまだ商品を体験していないのだから、商品がいいということと売れるということにはあまり関係がない。

・重要なのは、商品がよく見える、よさそうにみえるということ。