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▼新春特別インタビュー 「百式」の田口元一さんが語る!(2ページ目)

多くの読者を魅了する日刊の人気メルマガ「百式」。発行人の田口元一さんを取材しました。カリスマを志す人々は、彼からそのあるべき姿を学ぼう!

執筆者:藤田 幸江

それを2000年1月にドットコム系情報サイトを創ろうと思い立った時に、他にいいドメインが思いつかなかったのでなんとなくひっぱり出してきて今の百式にしてしまったのです。百式の「このサイトについて」のページには『多くの(百)方式・視点(式)』といったぐらいの意味、とありますが実はあれはこじつけだったりします。

毎日メルマガにつけられるタイトルがとてもセンスがあり、光ってますね。どんなふうに思い浮かばれるのでしょう。

百式はドットコム企業の紹介と表向きにはしていますが、実は「発想のネタ」として使っていただきたいのです。それでタイトルには発想のトリガーとなるようなキーワードを選んでいます。

このキーワードを見て日常の業務に役立つような発想を読者の方にしていただけたら、と思っています。よく「タイトルがドットコム企業のビジネスモデルを反映していないのでわかりにくい」という指摘を受けたりもしますが、そういった時にはこう説明するようにしています。


メルマガには広告を入れない方針とお見受けします。広告は入れないのですか?

百式のテーマは「差別化」だと思っています。他誌の多くが広告を入れている限り、百式では広告を入れません。一目で「他と違う」ということをアピールできることが重要だと思っています。

1配信分の制作時間はどのくらいでしょう。

実際書いているのは30分~1時間ぐらいでしょうか。ただしネタ探しのためのネットサーフィンは毎日1時間ぐらい行っています。

“起業のネタは日常の「諦めている不便利」から!”のコーナーでネタが切れかけることはありませんか。

切れまくりです(笑)。読者の皆様からの投稿をお待ちしております。

毎日の発行は田口さんの生活においても大きな比重を占めていると思いますが、今後「百式」をビジネスとして成長させていかれるのか(例えば有料化)、それとも趣味のひとつとして楽しんでいかれるのか、考えられていることをお教えください。

サイトやメルマガの有料化は今のところ考えていません。百式のコンテンツをもとにしたセミナーやコンサルティング、本や記事の執筆などはビジネスとして考えています。

ただし最近思うのですがコンテンツの質は創る方がどれだけ楽しんでいるかに大きく左右されるので、楽しくやれることを最優先したいと思います。逆にどんなに利益が出てもおもしろくなければやりません。
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