1kg前後のB5ノートはかなり充実している。前回の記事を書いた後、dynabook SS RX1のWeb販売モデルが発表されたが、Bluetooth搭載になるなど、選ばない理由が減っているのはうれしい限りだ。
しかし、このクラスの製品は超低電力版のCPUを搭載していることもあり、周波数自体はここ何年もあまり変化していない。
2006年後半にはデュアルコア化されるなど、パフォーマンス自体はここ1年でかなり向上し、システム全体のバッテリ駆動時間も長くなるなどの改良はされている。
しかし、2003年に登場した超低電力版Pentium Mでは1GHzになっており、現在最高速の超低電圧版Core 2 Duo U7600でも1.2GHzと、単なる周波数の数値だけではあまり変化がない。
また、Windows Vistaや3D技術を多用したソフトを快適に使うためにはGPU機能も高い方が望ましいが、これについてもNapaプラットフォーム(1世代前のCentrino)採用機が多く、若干パフォーマンスは低い。
毎日持ち歩くB5ノートならより軽量の物が適しているが、たまにしか持ち運ばないなら、若干重くともある程度パフォーマンスが高く、普段使いにも支障のない性能の物の方が良い場合があるだろう。
そこで、毎日の持ち運びには少々きついが、2kg弱程度の重量で、そこそこパフォーマンスが高く、日常使用にも問題ない製品を選んでみたい。
2kg弱のB5ノート
各メーカー代表的なスペックの高い2kg弱程度のB5ノートを並べてみよう。
メーカー | 製品名 | 液晶サイズ |
DELL | XPS 1320 | 13.3型ワイド |
富士通 | FMV-BIBLO MG | 13.3型ワイド/14.1型 |
Sony | VAIO type S | 13.3型ワイド |
東芝 | dynabook CX | 13.3型ワイド |
Lenovo | ThinkPad X61 | 12.1型 |
Apple | MacBook | 13.3型ワイド |
松下 | Let'snote Y7 | 14.1型 |
代表的な製品としてはこのあたりになるだろう。