スペックは超低電圧版Core Duo U2400、メモリ標準1GB(最大1.5GB)、HDD最大80GBで他社のB5ノートと同等レベル。また、無線機能はIEEE802.11a/b/gに加えBluetooth Version 2.0+EDRもある。セキュリティ機能もTPMチップに指紋認証機能も搭載。光学ドライブは外付けだが、本体に標準添付。基本スペックはもちろん、セキュリティや無線機能も十分だろう。
唯一弱点と言えるのは、HDDが1.8型の4,200rpmで、アクセス速度などにこだわる方には残念な所だろうか。
カメラ付き | タッチパッド |
タッチパッドの左右ボタンはクリック感が無いタイプ。個人的にはカチカチする方が好きだが、これも慣れの問題か。 |
個性的なデザインではあるが、ピアノ調の黒い塗装は手の脂などが目立つので注意したい。
ラッチはない | シルバーで縁取られている |
バッテリ駆動時間はいまいち
スペック上、合計の本体重量が1kgとなる標準バッテリでは3時間駆動。本体重量が1.2kgとなる大容量バッテリ時は6時間。
今回のレビューは量産試作機による物のため、量産機種とは異なる結果になるが、低消費電力設定での実際の駆動時間は1時間50分程度。液晶輝度などをくふうすれば2時間程度まで伸びるだろうが、2時間前後の駆動時間は他社製品と比べても短い。これを補うために、標準バッテリに加え大容量バッテリを標準添付しているのだろうが、これを合わせても合計6時間程度の駆動時間でしかない。
重量は国内メーカーの軽量長時間駆動機と同程度。LEDバックライトを使った液晶パネルは、薄さと強度のバランスがとれ、薄すぎて頼りないこともない。全体の厚みも押さえられ、剛性も申し分ないだけに、このバッテリ駆動時間は残念だ。
キーボードは一部省略されている部分と、小型になっている部分を除き、クリック感やキーボード全体の安定感はこのクラスでもトップクラス。
パームレストは皮製で手触りがよい。