新しい携帯電話サービスの「イー・モバイル」が2007年3月31日に開業する。イー・モバイル自体の詳細は「新しい携帯電話会社「イーモバイル」が登場」でご覧いただきたい。
D01NE |
開業当初は通常の通話ではなくデータ通信のみが利用可能だ。データ通信ではHSDPAという通信技術を使い、下り最大3.6Mbpsの通信速度が可能な新サービスとなる。
端末として、Windows MobileのEM・ONEの方が注目されているようだが、ノートパソコンなどで使えるデータ通信カードも用意されている。
データ通信カードとしては、PCカードのD01NE、CFカードのD01NX、ExpressCard/34のD02OP合計3種類が用意されているが、3月31日の開業に合わせて提供されるのはPCカードタイプ。それから半月ほど遅れた4月13日にCFタイプが予定される。
3月20日現在ExpressCardタイプは予定されていない。
今回は、3月31日に提供されるPCカードタイプを使い、電波状態の良い場所で通信速度や使用感などをテストしてみた。
セットアップは簡単
同社ではゼロインストールと表現しているが、インストールが全く不要というわけではなく、特別な電話番号やネットワーク設定を行わなくても簡単に接続できるという意味で、ドライバなど最低限のソフトインストールは必要だ。
ソフトのインストール自体は、インストールツールに表示されるメッセージを順次クリックしていくだけなので、誰でも簡単にできるだろう。
インストールが終われば、通信カードを差し、接続ツールで接続ボタンを押すだけ。
接続の設定自体はこれだけだ。パスワードなどを入力する必要もない。
EMOBILE ユーティリティ。ここで接続・切断を押すだけ
設定も、接続するまでの操作も非常に簡単で、注意点もなく取り立てて書くこともないが、簡単なマニュアルさえ読めば、誰でも接続することが出来るだろう。
無線LANや他社の通信サービスの場合、IDやパスワードの入力はもちろん、接続までの設定が難解なものも多いが、ここまで簡単なのは珍しい。