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Windows ReadyBoostを使ってみる

Windows Vistaで追加されたノートパソコン用の新機能を紹介。今回はフラッシュメモリをキャッシュにして動作を速くするReadyBoostだが・・・

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

ノートパソコンガイド

ReadyBoostを使ってみる

Windows VistaではUSBメモリなどをHDDのキャッシュにし、システムの高速化が出来るReadyBoostの機能が追加されている。
開発機ではあるがWidnows VistaプリインストールのNEC LaVie J(LJ750/HH)を試用することが出来たので、筆者の所有する余ったUSBメモリなどで使えるか試してみた。

結果から言えば、筆者所有の速度の遅いSDカードや、USBメモリではReadyBoostは使えなかったため、今回はどのようなフラッシュメモリが使えないのかというレポートになる。ReadyBoostの試用感については別の機会にお届けしたい。

ReadyBoostが使えなかったメモリは

ReadyBoostはフラッシュメモリが差し込まれた時などに、パフォーマンス特性を自動的にテストし、使用できるデバイスにしか適用されない。
筆者所有のそこそこの速度しかないデバイスをいくつか試してみたが、いずれも不合格になってしまった。

不合格になったデバイスの速度をFDBENCHで測定してみた。

2年ほど前に買った
1GBのSDカード3年ほど前に買った
256MBのUSBメモリ2006年に入手した
転送速度8倍とパッケージに
書いてある512MBのUSBメモリ Copy129510661831 2K221429 32K323213448 256K166811822208 Variable316828574638

FDBENCH Version 1.01 上記結果の単位はKByte/Sec

この数値はフラッシュメモリを使ったVAIO type Uの半分以下で、ReadyBoostに使えないのは納得できる。
この中で最も速かった512MB USBメモリは、カタログスペック上約8Mbps。現在普及している多くのメモリがこの程度の速度だろう。

例えば、BUFFALOのWindows Vista対応一覧によるとWindows ReadyBoostに対応するUSBメモリは最近発売された高速アクセス対応の物のみ。
ReadyBoost機能に期待している物をどれくらいの方が所有しているか分からないが、大容量品に買い換えて余ったSDカードやUSBメモリを使おうと考えている場合、使えない事が多いと考えて良さそうだ。もちろん通常のストレージとしての使用には問題ない。

ReadyBoostはいつ普及するか?

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