同社の修理サービスは1日修理という目立った特徴もあるが、正式にセンドバック修理にも対応しているのは珍しい。他社では、搬送用の箱などの問題から、宅配業者が無料で引き取りに行くことが多いが、エプソンダイレクトの場合、ユーザーが梱包用の箱を用意できるなら、自分で修理工場に送付することが出来る。
引き取り修理の場合、運送業者にもよるが、引き取りが翌日になってしまい、それだけ修理完了までのロスが多い。センドバック修理の場合、自分で送付できるため、故障と診断されたら当日中に発注することが可能だ。これにより地域にもよるが、故障が認識された翌日には修理現場に届いてしまうというわけである。
故障翌日には修理工場に届くことに加え、修理のほとんどが、修理品が届いた日のうちに完了しているため、3～4日程度で修理完了品が届く事が多いだろう。
どこのメーカーでも修理で時間のかかるのは、有償修理となった場合の見積もりの確認だ。
他社でも保証期間内なら、運送時間を除き同じような期間で修理は完了するが、保証が切れた場合、故障個所により部品代が異なり、価格が変わるため見積もりが必要になる事が多い。同社の場合、標準サービスで1年間の無償修理に加え、3年間部品保証をしており、1年の保証が切れた後も購入3年間は部品代は無料となる。
3年間は部品代無料のため、基本修理料金14,175円(診断料、送料、消費税込み)で修理可能とシンプルな価格体制なので、見積もりを必要としない事が多い。この価格は2006年4月現在の価格で将来は変更になる可能性もある。
購入時に、この保証を延長することも可能だ。5年までの延長保証に対応できるため、パソコンの一般的な使用期間3年～5年程度は故障しても購入時の延長保証サービス加入料金のみで、追加の修理金額支払いをせずに修理可能にすることもできる。
見逃せないのが、この延長保証が低価格という点だ。
同社のハイエンドA4ノート Endeavor NT9500Pro の場合、標準の1年間ピックアップ保証を3年間に延長した場合も6,300円。
3年間部品代無料はユーザーの過失のない場合に限られるが、落下などの故障も保護される Gold ワランティ を追加すると 3年間で 4,935円。合計11,235円で3年間はさまざまな故障に対応出来ることになる。
注:Goldワランティはサービスが少々複雑なので、内容をしっかりと確認の上加入いただきたい。
これら延長保証は、持ち運びなどもあり、どちらかというと故障する可能性の高いノートパソコンでの加入が多いと言うことだ。 今後は、製品自体の価格はもちろん、これら延長サポートの価格も含めて価格比較する必要があるだろう。
