東芝のパソコンサポートは、電話サポートやインターネット上の情報提供など他社と同じようなサービスももちろんあるが、もっとも特徴的なのは、全国2箇所ながら他社は撤退した対面サポートを維持し続けているという点と、他社では力を入れていないところも多い海外保守サポートだ。
電話・修理に関しては 東芝 dynabook の電話・修理サービス で
ILW(International Limited Warranty)
ILW情報サイト
ノートパソコンは持ち運んで使用できるのが最大のメリットだが、パソコン本体を日本国内の使用に限定しているようなメーカーもあるが、東芝の場合、海外での使用も考えられた製品作りを長年続けている。当サイトでは何度も書いているが、東芝製品の場合、それぞれの国で規格等が異なる通信機器を世界主要国で問題なく使用できるように認証を取得するなど目立たないながらも、海外使用に必須の物づくりを以前から続けている数少ないメーカーなのである。
海外に持ち出すことがあるのなら、最近になってようやく海外サポートを始めたようなメーカーではなく、1996年から始め今年で10年目となる経験豊富な東芝のようなメーカー製品を選ぶのが無難だろう。
電話によるサポートでは、国際電話で通話料を負担する必要があるが、日本と同じようなサービスを受けることが可能だ。
万が一故障した場合、中国とアメリカでは現地修理だが、その他34地域では日本への引き取り修理となる。気になる送料は保証期間内なら国内と同じように無料だ。日本への引き取り修理になった場合、国際宅急便を使用し、約2週間で返送されるという。
東芝のILWなら日本語でサポートしてくれるので、外国語では説明が難しい故障の症状も気にせず相談できる。
この海外サポートは世界各国から相談がある。以前は北米からの問い合わせが多かったそうだが、最近は中国も増えているという。中国からというと日本人かと思いきや、日本に旅行に来たついでに日本の東芝パソコンを購入し、中国に持ち帰って使用している方からも相談があるということだ。
また、海外で使うなら東芝という評判から、購入前相談で日本から海外に持って行く前に何をしたらいいかの問い合わもあるという。
ILWもコールセンターや修理と同一場所でサポートしているが、言葉の問題は当然として、さまざまな問い合わせに答えるのは骨の折れる作業だと思う。国内のサポートに比べ人員は少ないものの、少数精鋭といった面持ちであった。