地元チームを応援すると定期預金の金利が上がる?
信用金庫は、地域の住民や中小企業などを会員とする協同組織金融機関です。預金や融資だけでなく、地域の活性化につながるサービスにも取り組んでいます。

その1つが、地元スポーツチームを応援する定期預金です。
例えば、東京の巣鴨信用金庫では、地元サッカーチーム「エリース豊島FC」の成績に応じて金利が上乗せされる「エリース豊島FC応援定期預金」を2026年4~6月に募集しました。
この商品は1年物の定期預金で、チームが関東サッカーリーグ1部で優勝すると店頭表示金利に年0.5%、2~7位なら年0.2%、8位以下でも年0.1%が上乗せされる仕組みです。
仮に100万円を預け、年0.5%の上乗せが適用されれば、上乗せ分だけで税引前5000円の利息に相当します。
預金者がチームを応援し、その結果が受取利息に反映されるというユニークな商品です。
横浜では観戦チケットが当たる定期預金も
神奈川県の横浜信用金庫では、2026年7月から「横浜F・マリノス応援定期2026」を取り扱っています。預入期間は1年、適用金利は年0.8%で、100万円を預けた場合の利息は税引前8000円です。
さらに、抽選で選手のサイン入りユニフォームや観戦ペアチケット、ギフトカードが当たる特典もあります。取扱期間は2026年10月30日までの予定で、募集金額400億円に到達次第、取り扱い終了となります。
金利だけでなく、地元チームを応援する楽しみも組み合わせた商品といえるでしょう。
預金を通じて地域のNPOを支援する仕組み
スポーツ以外にも、地域貢献につながる定期預金があります。東京の西武信用金庫が取り扱う「地域みらい定期預金」は、満期利息の一部を活用して地域のNPOなどを支援する商品です。
支援先には、子育て、福祉、教育、医療、地域の居場所づくりなどに取り組む団体が含まれます。2008年から続く商品で、これまで延べ308団体の活動を支援してきたとしています。
通常の預金では、預けたお金が具体的にどのような地域活動につながるのかを意識する機会は多くありません。こうした商品なら、預金を通じた地域貢献を身近に感じられます。
金利だけでなく、地域とのつながりも選択基準に
もちろん、こうした定期預金が必ずしも銀行の商品より高金利とは限りません。
スポーツ応援型の商品には募集期間があり、成績による金利上乗せや抽選特典にも条件があります。地域貢献型の商品では、寄付の仕組みや預金者が受け取る利息を確認する必要があります。
また、信用金庫によって営業地域や口座開設の条件が異なるため、全国どこからでも利用できるわけではありません。
預金先を選ぶ際は、金利や安全性に加え、自分が暮らす地域でどのようなサービスが提供されているかにも目を向けてみてはいかがでしょうか。







