金券・ポイント優待は使い道の広さが魅力
食品や自社商品が届く株主優待には、箱を開ける楽しみがあります。一方、金券やポイントなら自分が必要な商品を選んで購入できるため、使い勝手を重視する人には魅力的です。

ただし、金券ならどこでも使えるわけではありません。特定の店舗で利用するカードもあれば、幅広い店舗で使えるQUOカードもあります。
今回は「業務スーパー」を展開する神戸物産、2026年限定の記念優待を実施するキタック、QUOカードがもらえる泉州電業を取り上げます。
神戸物産<3038>
神戸物産<3038>は「業務スーパー」を全国展開しています。毎年10月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、電子マネー「Gyomuca」が利用できるGyomucaカードを贈っています。
100株以上1000株未満の場合、継続保有3年未満なら1000円分、3年以上なら3000円分です。保有株数が増えると優待額も大きくなります。Gyomucaは対応する業務スーパーなどで利用できます。また、希望すれば額面相当のVJAギフトカード、または自社グループ商品の詰め合わせに交換することも可能です。
普段から業務スーパーを利用する人なら、そのまま買い物に使えるのが魅力です。3年以上保有すると優待額が増えるため、長期保有によるメリットもあります。
キタック<4707>
キタック<4707>は、新潟県を地盤に地質調査や土木設計、防災などを手掛ける建設コンサルタント会社です。
2026年8月に名古屋証券取引所メイン市場へ重複上場したことを記念し、今回限りの記念株主優待を実施します。2026年10月20日時点で100株以上を保有する株主に、1000円分のQUOカードが贈られます。
注意したいのは、通常の株主優待制度ではないことです。現時点では今回限りの記念優待であり、恒常的な株主優待制度ではありません。
また、基準日は一般的な10月末ではなく「10月20日」です。他の10月優待と同じ感覚で考えず、基準日を確認しておきましょう。
泉州電業<9824>
泉州電業<9824>は、電線やケーブルなどを扱う専門商社です。毎年10月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、オリジナルQUOカードを贈っています。
100株以上を1年未満保有している場合は1000円分、1年以上継続保有すると2000円分に増額されます。QUOカードはコンビニエンスストアやドラッグストア、書店などの加盟店で利用できるため、使い道を選びやすいのが特徴です。さらに100株を長く保有することで優待額が増えるのもポイントでしょう。
派手な優待ではありませんが、普段の買い物に利用しやすく、長期保有にもメリットがある優待です。
金券・ポイント優待は「どこで使えるか」を確認しよう
今回紹介した3銘柄は、神戸物産がGyomucaカード、キタックと泉州電業がQUOカードと、いずれも買い物に利用しやすい優待です。
ただし、内容には大きな違いがあります。神戸物産のGyomucaカードは利用できる店舗が限られる一方、希望すればVJAギフトカードや自社グループ商品に交換できます。泉州電業は1年以上継続保有するとQUOカードの金額が増えます。
そして特に注意したいのがキタックです。2026年10月20日時点の株主を対象とした今回限りの記念優待であり、恒久的な株主優待制度ではありません。
金券やポイントは使いやすい優待ですが、「いくらもらえるか」だけでなく、どこで使えるのか、継続保有条件があるのか、翌年以降も制度が続くのかまで確認しておきましょう。
また、株主優待は企業の判断によって内容が変更・廃止される可能性があります。優待だけで投資先を決めず、必要な投資金額や業績、配当、将来性なども確認して選びましょう。
※株主優待の内容は2026年9月4日時点です。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
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