現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月16日に回答があった福岡県在住74歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:大天狗さん
回答者本人:74歳男性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:600万円
預貯金:8000万円、リスク資産:1800万円
これまでの年金加入期間:国民年金120カ月、厚生年金480カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万5000円
老齢厚生年金(厚生年金):16万6500円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):なし
「現在の年金水準であれば生活にまったく支障がない」
年金の受給年齢を繰り下げたという大天狗さん。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答。
その理由として「確かに物価高は実感するが現在受給の年金水準であれば生活にまったく支障がない。また医療費にしても年数万円だから問題はない。持ち家であるため住居費も不要。基本的に光熱費、食費、移動に関わる経費だけで済んでいる」と語っています。
ひと月の支出はおよそ「16万円」で、年金の範囲内で賄えているとのこと。「不足分は貯蓄分から補填(ほてん)するがほとんどその必要はない。仕事はしていないが、株の配当金などで年間30万円ほどの収入もある」とあります。
「田舎でも数年前の1.5から2倍に物価は上がっている」
お金の使い方については「強度の節約家ではないが必要なモノと不要なモノを分け、必要でないと思われるものは購入しないように心掛けている。また高齢者ゆえ、あまりモノは必要でない」と話す大天狗さん。
それでも昨今の物価高の影響で「食費は、食料品の価格が上昇し続けているため負担はかなり増えている。田舎でも数年前の1.5から2倍に物価は上がっている。また暑い夏がエアコンの使用頻度を押し上げ電気代がかつての2倍ほどになっている」と言います。
加えて、以前は老後の味方だった「最近のシニア割引も後退しているように感じる」そうで、「JALやANAも高齢者割引をしていたが乗れる便が限られており恩恵を受けることが少なくなった。映画館もシニアの割引率が減っている」とのこと。
ふだんの買い物先はドラッグストアの「コスモス」で、「食料品など全てが妥当な値段である事と、内税で価格が分かりやすい」のが気に入っていると記述があります。
「個人的には不安はないが、年金は安過ぎると思う」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことについては「ハッピーリタイアメントを夢見て準備していたので金銭的にはまったく問題のない生活を謳歌(おうか)している。ただ、現役時代にもう少し時間があれば世界中あちこちに行っておけばよかったと若干後悔している」と回答。
リタイア後の「大きな夢はアメリカ大陸を車で縦断すること。ささやかな日々の楽しみは広い庭で野菜を栽培し自給自足に近づく事、そしてたくさんの花に囲まれる生活!」と話します。
そのいっぽうで、今の年金制度には疑問を感じると大天狗さん。「個人的には現在の生活に不安は全くないが、基本的にはやはり年金は安過ぎると思う。田舎では農家が多く国民年金だけの受給者が多いが月5万~6万円程度ではさすがに厳しそうに思える」と懸念しておられました。
年金生活に関するエピソードを募集中です
年金生活について、皆さんのリアルなエピソードをお寄せください。投稿はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文中のコメントは、投稿内容をもとに読みやすく再構成しています
※エピソードは投稿者の当時のものです
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません







